昨日,なんかちゃんのお誕生日とともに,空白の花のMVが100万回再生を迎えましたね。

ダブルでおめでとうございます!!

 

 

この空白の花。

結成から1年余りしかたたない時期に突然のソロ曲としてMVが発表されたものですよね。

直前に出されたTeaserにて,莉乃ちゃんはソロ曲を書いた理由について

「ボイトレをめちゃめちゃやっているわけではない,ステージにもあまり回数立っていない,今の菜々風に書きたい曲だったから」

と語っていました。

 

 

このエピソード,私とっても大好きなんです。

イコノイジョイの温かさと厳しさを表すエピソードだなって思います。

 

莉乃ちゃんがしっかりと見てくれていて,それぞれが一番輝けるタイミングで一番輝ける場所を作ってくれるという温かさ。

一方で,順番を待っているだけでは,自分の順番が回ってくるわけではないよという厳しさ。

そのまた一方で,得たポジションは順番で回ってきたのではなく,あなたの力で勝ち取ったもので,誰にも文句は言わせないよという温かさ。

 

もし自分がこんな職場にいたら,それはそれは頑張れるだろうなと,社会人おじさんは感動しているわけなんです。

 

そして,莉乃ちゃんはグループの成長をそのまま楽曲に表しているんだということを再確認させてもらえるエピソードだとも思います。

 

 

今回のノイミーツアー。

本当にノイミーちゃんたちのパフォーマンスの素晴らしさに魅了されていたわけですが,そのセットリストに楽曲とともに成長したノイミーちゃんの姿があったのではないでしょうか?

 

前半ブロックでは初手は最新アルバムから“偶然シンフォニー”であったものの,その後の“秘密インシデント”~“好きだ”までは比較的初期(2021年くらいまで)の曲で固めてきました。

そこにはまさに今回の「学校」というテーマにぴったりの新鮮な青春感が存分にあり,今回のステージの色を決めたブロックだったなと思います。

 

凱旋メンバーのソロを挟んで次のブロックでは一気に最新アルバムの3曲。

恐らく最初のブロックの曲たちがリリースされたころのノイミーちゃんたちでは表現が難しかったのではないかと思われる“Marcato”。

恋の歌ながら少し大人な雰囲気が漂う“春の恋人”。

そして,特に大きく歌唱力が上がったみるてんからこそセンターに据えた“デート前夜レクイエム”。

今のノイミーちゃんたちの到達点を表す楽曲たちといえるんじゃないでしょうか。

 

その後の格好いい系の曲がならぶブロックでも“P.I.C.”から,最近の“アンチコンフィチュール”や“天使は何処へ”へと,着実に難易度の上がっっているダンスや歌唱を見せつつ盛り上げて後半へ。

 

まさに楽曲とともに成長している姿をコンサートの中で感じられる構成だったのではないかなと。

いや,実は私は別にコンサート中にそんなことを考えていたわけではないんです。

後からあの高揚感の正体は何だろうかとセトリをボーっと眺めていて,もしかしたら私たちがこれまでノイミーを長い期間かけてみてきて無意識に感じていた成長を,あのライブの短時間の中でギュッと圧縮して感じたってことがあるんじゃないかな?なんて思ったんです。

 

 

そしてその流れで後半は主として2022年以降のいわゆる沸き曲を一気に並べてオタクを殺し(?)に来る。

そりゃ疲れるわけですよ。

これまでのノイミーの歴史をあの2時間余りで体感させられるわけですから。

 

 

常にライブを意識して楽曲選択・楽曲作成をしている莉乃ちゃんの掌の上でコロコロときれいに転がされているわけですね笑

 

 

イコラブやニアジョイもそうですが,ノイミーは本当に楽曲が素晴らしいです。

そしてその楽曲の素晴らしさが,ライブの素晴らしさにつながっていると思います。

 

一方で,こうも言えるんじゃないかなと。

「こういう曲を書かせたノイミーちゃんってすごいよね」と。

 

今回のツアー,昼・夜ともに莉乃ちゃんは参戦していたようです。

(昼公演はアンコールでトロッコに乗っているメンバーにレスを要求している莉乃ちゃんを目撃しました笑)

きっと今回のノイミーちゃんの成長した姿が,さらなるモンスター楽曲を生み出してくれるんじゃないかな?

そんなことも楽しみだと感じたツアーでした。