さて,愛知公演から1週間がたとうとしています。
私は最近,公演のあとは宿泊せず,また新幹線等を使うことなく,夜行バスで帰るという流れとなっています。
きっかけはツアー全通することを決めるにあたり,やはり経済的な理由でした。
神戸,愛知,東京すべてが遠征となる地方民にとって,地方税(交通費)は痛いところ。
少しでも軽減することが第一の理由。
ツアー参戦するときに自身に問いかけたわけです。
「おい,マーシー。今回のツアーは基本的に帰りはすべて夜行バスだぞ。それでもお前は行きたいのか?」
と。
当然マーシーの答えは「YES」だったわけで。
が,その経済的理由以外に,そもそもここ最近はこの夜行バスで帰るという流れがすごく心地いいんですよね。
もちろん,既に不惑をこえたおじさんにとって夜行バスはそれなりに体にダメージがくることは否めません。
が,ライブから夜行バスまで,非日常が続くことがとても心地いいんです。
まさに「家に帰るまでがコンサートです」という状態。
翌朝まで続くライブ感。いいもんですよ笑
さて,そのライブ感(ちょっと無理やりのつなぎ)。
昨日も遊び心という点でライブの楽しみを書きました。
今日はちょっとしたアクシデントという点から書きたいと思います。
イコラブのライブといえば生歌。
昨日の記事でさなつんの遊び心ある歌声について書きましたが,さなつんに限らず,生歌だからこそ今日はどんな歌声を聞かせてくれるんだろう?なんて思いながらライブに臨めるんですよね。
本来あまり書くべきことではない気もするのですが,愛知公演の昼公演,実はあるメンバーの歌声に関して,音程が少しずれているような感じがしていたんです。いつもはとても上手なメンバーだったからこそ,少し気になるなっていうレベルではあったんですけど。
(ちなみにそのメンバーも,昼公演の後半には元通り素晴らしい歌声を聞かせてくれましたし,夜公演ではそんなことはみじんも思いませんでした。)
私はそれも含めてライブだと思うんです。
そりゃプロなんだからいつも同じクオリティを出さなきゃいけないじゃないか!という意見もあるとは思いますし,それを否定したいわけではありません。
でも,少なくとも私は,イコラブのライブにはそれを求めていないんです。
調子の良し悪しを含めてライブ。それでいいんじゃないの?と。
少し話は変わりますが,昼公演の「どこが好きか言って」でどのメンバーのものかはわかりませんが,マイクが椅子に当たったのか,「ゴトッ」という音が入ったような気がしました。
アンコールの「お姫様にしてよ」のメンバー全員を順にコールする「ダーリン♪」の部分でミスった舞香ちゃん。
そしてそのあとのMCでも舞香ちゃんが珍しくポンコツな感じで,メンバーの笑いが止まらず,ラスト曲の「この空がトリガー」の極振りを終えた後もマイクに誰かの笑い声が入り続けるという状況。
(ただ,その中でも“産まれた”あとの舞香ちゃんの歌声はいつも通りで素晴らしかったですが)
これもまさに生歌のライブだからこそ生まれた小さなアクシデント。
でもそれが「あぁ,今ライブに参加してるんだ!」と感じさせてくれるんです。
コールアンドレスポンスで一緒に作っていくライブ。
ちょっとしたアクシデントすらライブの楽しみにしてくれるイコラブちゃん。
生歌にこだわり,ライブにこだわったイコラブちゃんの真骨頂がここにあるんだと感じた愛知公演でした。