武蔵野の森公演のあった週の初め,なにやらSNS上で多少ザワザワしていたようでした。
しばらくSNSの更新が滞っていたメンバーがいたこと。
体調不良のメンバーがいたこと。
スぺイベでなんとなく雰囲気がおかしかったなどという一部SNSでの投稿。
そして武蔵野の森の夜公演の配信。
イコラブも活動の年数を重ね,永遠という幻想を描きにくくなっている現状と合わせるように,少しザワザワしていました。
そういう情報に触れ私自身は,心配をしてなかったと言えばウソにはなりますが,あまり深く考えることはせず,とにかくライブが楽しみという感じで。
ま,地方民にとっては安くはない遠征費用を払っていくわけですので,とにかく元を取るために楽しまないとというのが正直なところです。
これらの不安要素の中で,私が一番心配していたのがメンバーの体調不良。
販促の時期を迎え,またグループの知名度も上がっていく中で,いろいろなお仕事もあるでしょう。
水面下では必死に足を動かす水鳥のごとく,我々が見ている部分はほんの一部で,その背後には膨大な時間と労力がかけられていることは,想像に難くありません。
「たくさん見たい」という感情と,「何よりも体を大事に少しでも長く見ていたい」という感情はある種トレードオフの関係だと思うのですが,そういった矛盾した感情を持ってしまうファン。
特に今回は推しの杏ちゃんの体調不良が囁かれていましたので,心配していました。
いざ始まってしまえば,そんな心配をさせることなく素晴らしいステージを見せてくれたイコラブちゃんたち。
本当に楽しいステージでした。
そんな中で,今回のコンサートで私自身すごく目を引いたメンバーが2人。
まず1人は花菜ちゃんです。
兵庫公演でのパフォーマンスや,のろのろのMVなんかでもすごく目を引いた花菜ちゃんですが,昼公演のオープニングからなんかすごいなって思ったんですよね。
いつもニコニコの花菜ちゃんですが,いつも以上にファンサがあったように見え,ダンスにも色気がムンムンって感じで,気合入ってるなと。
基本的にライブでは推しの杏ちゃんを中心に目で追いかけているのですが,昼公演はアリーナ席センステの後ろ側ということで,ポジションによっては全く見えない位置がありましたので,推しが見えない時には推し以外もしっかりと見ることができたというのもあるかもしれません
そういった中ですごく目を引いたのが花菜ちゃんだったんですよね。
そして,ユニットブロック。
ニコちゃんず(花菜ちゃんとひとみん)による“ピオニーズ”。
こういう書き方をすると何か角が立つかもしれないんですが,これまでの実績(?)から言えば,多くの曲でセンターを務めているひとみんが引っ張っていくようなパフォーマンスというのが想定されるんだと思うのですが,私の目には完全に花菜ちゃんが引っ張っているパフォーマンスに見えました。
おそらく花菜ちゃん自身が好きな曲調であるということも関係しているのかもしれません。
が,曲の世界観をダンスで,そして成長著しい歌声で表現してくれていました。
もしかするとこれが花菜ちゃんに感じた気合の源泉だったのかな?なんて思った公演でした。
そしてもう一人はさなつん。
今公演のさなつんの歌声には本当に何度も鳥肌が立ちました。
いや,わかってますよ。さなつんはもともとうまいんだってことくらい。
そんなことはわかってます。
が,なんでかわかりませんが,本当に公演中何度も鳥肌が立ったんですよね。
ソロ曲はもちろんなんですが,そうではない全体曲でも,さなつんが歌いだした瞬間,あの広い会場全体がまるでソロコンサート会場のように自分の空気にしてしまう感じの歌声。
空気を換えられる歌声ってのは本当にすごいなって思いました。
もっともっとたくさんさなつんの歌声を聞きたいなと思った武蔵野の森公演でした。
なんか,2人だけ取り上げると,他は?といわれそうなのですが,
間違いなく全員が素晴らしい。その中でということでお許しください。