先に断っておきますが,私自身は政治的思想や国家観といったものは一切持たない人間です。ですので,日本国国歌としての「君が代」について,深く考えること自体をしません。

その上でですが,「君が代」を聞いてグッと気持ちが高鳴る瞬間があります。

それはサッカーや野球などの国際大会の試合前の国歌斉唱です。

 

繰り返しますが「君が代」の故事来歴や歌の中身については私は何も考えません。

その上で,国歌斉唱をこれから国を背負って戦う選手たちと,それを見守るファンが一つになるための儀式としてとらえたとき,気持ちが高鳴ると感じるのです。

 

 

さて,別に突然そんなことを論じたいわけではありません笑

今日はイコラブにおける国歌,つまり「=LOVE」について。

いうまでもなく,イコラブにとって最も大切な曲。

 

3周年コンサート。ひとみんが約1年の休養からサプライズ復帰したコンサートの1曲目が「=LOVE」でしたよね?

私はまだ現場には出ていない時期でしたので,確か配信で見て画面の前で涙した記憶があります。

 

初めての武道館公演。これまた私は配信での視聴ではありましたが,お姫様衣装で登場した夢の舞台はやはり「=LOVE」から始まり,夢の舞台にたどり着いた彼女たちを見てやはり涙しました。

 

なーたんが卒業した直後のトリガーツアー。ファイナルの武道館公演にてひとみんの10人で進む覚悟と自信の言葉を聞いた後に聴く最後の曲は「=LOVE」。まだイコラブの応援ができる,夢の時間が続くことに感謝してやはり涙が出ました。

 

6周年コンサート。ひとみんのソロ歌唱から始まるオープニングの「=LOVE」。その歌声,そしてなによりもその立ち姿のあまりの美しさと,これから始まるアニバーサリーパーティーが素晴らしいものになることの確信からくる高揚感でやはり涙が出ました。

 

ファン歴の浅い私ですが,たくさんの印象的な場面で歌われてきた「=LOVE」です。私ですらこれだけの思い入れが出てくるんですから,デビューからいろいろな現場に出て追いかけ続けたファンの皆さんにとっては本当に数えきれないくらいの思い出があるんでしょう。

 

まさに,ファンとメンバーが一体になり,気持ちを高ぶらせることができる1曲。それが国歌の国家たる所以なのでしょう。

 

 

さて,今回の兵庫公演での国歌。

やはり涙なしでは見られませんでした。落ちサビ前,楽曲が止まり杏ちゃんからファンへの感謝の言葉,そしてそれに続くひとみんの落ちサビのソロ歌唱。

正面のモニターには歌詞が映し出されます。

 

 君と僕が運命なんて

 笑われると わかっている

 諦めかけた 僕のIdeal

 君を探していた

 

ひとみんの美しい歌声を聞きながら,じっと歌詞を見つめます。

そして思いました。

もしかしたら,このグループだけは,イコラブだけは,「君と僕が運命」だと言っても笑われないんじゃないか?そう思ってもいいんじゃないか?

と。

いやいや,この歳でガチ恋みたいなことを言って気持ち悪いのはわかっていますよ。

ペンライトを振るでもなく,コールをするでもなく,ひとみんの声を聴きながらスーッと涙が頬をつたう。

これが福士蒼汰君や吉沢亮君だったらきっとドラマの一場面にでもなるんでしょうが,なんせおっさんが一人で泣いているんだからさぞ滑稽だったでしょう笑

 

でも,そう思ってもいいんじゃないかな?と思わされたくらい素敵な瞬間だったんです。

 

 

また1つ,国歌の思い出ができた。

なによりそれが幸せなことですね。