兵庫公演でも披露されたイコラブ16thシングル「呪って呪って」。

(略称は「ノロノロ」でいいの!?)

あえてこれには触れずここまで書いてきました。

理由は単純です。

 

出遅れたから。

 

公演翌日は,家族には出張と偽って参戦した後ろめたさから,家族サービスに徹し,しまいには普段しないのに夕食の唐揚げを揚げはじめる始末。

ブログを書くどころではありませんでした。

そうこうしている間にたくさんのレポや考察の記事があがっていくのを見て,「あぁこれは出遅れた」と。

どうせ出遅れたのならもうみんなが書かなくなってから書いてやれという自分の中の天邪鬼がうずいてきて,まだ書いておりません。

そして,こういう“振り”をしておきながら本日も16thをメインに書くわけではありません。

ただ,(ほんの)少し関係することを2つほど。

 

 

1つ目のテーマは「移動」。

少し懐かしいものですが,Youtubeに上がっているイコラブのドキュメンタリー動画。

CAMEOの制作過程を描いた前編となるEpisode13にて,振り入れした直後のイコラブちゃんたちに向かって,先生より「移動の瞬間に素に戻ってダサくなっちゃう」という指摘がありました。

なぜか知りませんが,私の頭にこれがずっと残ってたんですよね。

そして今回のツアー初日。

昼・夜ともに天空席であったことから,俯瞰で見ることができ,そして思ったんです。

イコラブちゃんたちは移動までもShowの1つになっているって。

 

ドキュメンタリー内では曲内のフォーメーション移動についての指摘だとは思いますが少し拡大解釈をして。

今回のツアーではメインステージとセンターステージが用意されています。

何度かその両方を行き来することになるのですが,その行き来は単なる次なる舞台への「移動」ではなく,その移動自体が舞台なんですよね。

颯爽と10人が隊列を組んでメインステージからセンターステージへと移動する姿は,それ自体が大きな振り付けといってもいいくらい格好良かったです。

あのコンではセンターステージから歌い始め,間奏でメインステージに移動を始めるのですが,舞香ちゃんが少し遅れて移動しており「ん?」って思った瞬間に花道で舞香ちゃんが立ち止まり落ちサビの舞香ちゃんのソロ,そしてすでにメインステージに移動を終えていた衣織さんと対峙する形でのハモリ。

もう本当に鳥肌ものでした。

 

移動すら武器に変えていくイコラブちゃん。

演出を含めたチームイコラブの,ライブにかける思いを感じた瞬間でした。

 

 

もう1つのテーマは「止まる」。

先ほどのドキュメンタリー動画の続編,episode14の冒頭,ダンスレッスンを受けている杏ちゃんの場面。

先生からは何度も繰り返し,動いては“Stop”の指導を受けていました。ダンスが学校指導要領に入るとっく昔に卒業していたおじさんですので,ダンスのことはさっぱりわかりませんが,おそらくダンスの「キメ」について指導を受けていたのかな?と思います。

そしてこれまた少し拡大した解釈になるのですが,今回のライブを見ていて,さらに言えば16thの動画及びライブでの披露を見ていて感じたことが,イコラブちゃんたちの「止まっていることの格好良さ」だったんです。

もちろん,イコラブちゃんたちのダンスって,ダンスをしている(動いている)メンバーを見ていてもとってもかっこよくて,そして妖艶で。

一方で振りによっては後ろやサイドで止まっているメンバーっていますよね?そのメンバーを見ていても十分に格好よくて妖艶なんですよね。

あぁ,そうか。「止まる」ことも振り付けなんだなってことを感じました。

 

そしてきっとイコラブちゃんたちはその「止まる」姿をいろいろと研究してるんだろうなということも,いま改めてドキュメンタリー動画を見て感じたんです。

 

 

こういう細かい1つ1つのことが,あの大きな会場の大きな幸せ空間を作ってくれていると考えると,イコラブちゃんたちへの感謝と尊敬と,そして大好きが止まらないなと感じています。