イコラブ映画第3戦の続き。
この映画,見るたびにちがう視点が増えていく,本当にいい映画だと思います。
やっぱり好きなものはいくらみても飽きないんだなと再確認です。
さて,その中で今回見ていて印象に残ったのが,メンバーとファンの関係性。
インタビューなどでファンに対する思いをたくさん語ってくれていました。
「ファンの人がいてステージが完結する」
「恩返しができてるのかなっていつも考える」
「何をするときもファンの人のことを考える。大切だから」
「ペンライトのある景色が世界一きれいな景色」
ファンとしては本当に嬉しい限りです。
分かってるんですよ。
見えてるものがすべてではなく,こうやって表で話している内容以外の感情もあるんだということは。
ファンが知りえない,そしてファンには知らせないこともたくさんあるんだということも。
それでも私はやっぱりこういった言葉を素直に受け取りたいと思っています。
少し昔の話になりますが,私が高校生のころ,モーニング娘が結成されました。
当時友人たちの中には,いわゆるヲタクとして楽しんでいる人も少なからずいました。
しかし,私は,もちろん可愛いななんてことは思いましたが,グッズを購入したりCDを必要以上に購入したり,ライブに行くということは全く考えませんでした。
それは,当時はその価値を見出せなかったんです。
その後,AKBが結成され,莉乃ちゃんに一目ぼれするまではほとんどアイドルに興味はありませんでしたし,莉乃ちゃんと出会ってからもやはり現場に出ることもなく。
高校時代は軽音部で音楽をしていたくらい音楽は好きでしたが,音楽ならアイドルじゃなくて歌手やバンドのものを聴けばええやん?
演技をみたいなら女優さんでいいし,ダンスが見たいならダンサーがいる。
そんなアイドルのグッズにお金を使ったり,本当に知り合いになれるわけでもないのにイベントに行く必要はあるのかな?なんて。
でも今はよくわかります。アイドルってある意味不完全なものであり,儚い壊れやすいもの。で,それが大きな魅力なんだと。
完璧でない存在だからこそ,ファンはメンバーの力になりたいって思って応援し,メンバーの頑張りからファンも力をもらえるんだってことを。
メンバーとファンは,(恐らく存在しないであろう)そのアイドルの完成形を求めて進んでいく同志なんじゃないかということを。
だからこそ,メンバーがその完成形に進んでいなかったようなことが目に見えちゃうと,「裏切られた」なんて思っちゃうのかな?とも。
イコラブちゃんたちは,少なくともこの映画の中においてはこのメンバーとファンの関係性について,ファンと共有できる思いを語ってくれた。
それを確認できただけで,ファンとしては本当に嬉しく,幸せだなと感じました。
いよいよ今週は6周年。
ファンは日ごろからの「ありがとう」と「大好き」を全力で伝え,メンバーはその思いを受け取って「楽しい」を存分に表現する,そんなステージをともに作れることを楽しみにしています。