前回の続き。
私が衣織さんの歌声に惹かれたことについて。
衣織さんの歌声って,舞香ちゃんのように抜群の安定感かと言われればそうではないと思うんです。
いや,うまいですよ!間違いなく,とってもうまいですが,ライブで聴くとその息遣いや声のかすれなど,ある意味人間的な不安定さが見えるんですよね。でもそれが衣織さんの魅力。
なんかちゃんのようにパワフルな歌声でもあるんです。でもこれは本当に私の主観ですが,なんかちゃんの歌声のようにガシッと鷲掴みにされるというよりは,ギュッと握ってくれるような歌声。これも私にとっては衣織さんの魅力。
ももきゅんにも負けないテクニカルな歌声を聞かせてくれるんだけど,より歌詞をストレートに伝えてくれる歌声。これも魅力。
そして感じる衣織さんの歌声の「儚さ」。
今回のシングルでは,「だからとて」にて衣織さんがセンターを務めています。スぺライでも聞くことができました。
「だからとて」,とてもいい曲ですよね。特に落ちサビで衣織さんが悩ましげな表情で歌う部分,本当に大好きです。
曲調とも相まって,まさに「儚さ」を感じた曲でした。まぁこれはきっと,楽曲の背景などからそう感じたんだろうなと。
しかし,ふと考えてみたんです。例えば衣織さんがセンターを務める明るい曲,「ナツマトペ」や「君と私の歌」。
確かにこれらの曲は衣織さんのニコニコ笑顔が眩しい,元気をもらえる曲です。
が,私には衣織さんの歌声から「その楽しさの後」を感じてしまうんです。
楽しい女子旅を満喫したその後…。
大きなステージに連れってってねと歌うその舞台から降りた後…。
なんか一抹の儚さ,寂しさ。「祭りの後」を感じさせる,そんな歌声だと思っています。
でもそれに,私は強く強く惹かれています。
「見えていることがすべてではない」
「今は永遠には続かない」
アイドルを推すときにきっと最も大切なこれらのことをその歌声から感じ,そして今を楽しまなきゃって思わせられる。
衣織さんの歌声にはそんな魅力があるんじゃないかなって思います。
イコラブが6周年を迎え,一般論として言えばメンバー入れ替えのないイコラブはきっと折り返し地点は過ぎてるとなるんじゃないでしょうか?
だからこそ「推しは推せるときに推す」。
とはいえ常識を覆すプロデューサーのもとで活動しているイコラブちゃんだから,一般論には当てはまらないと信じたい!
そう思いながら,今を全力で楽しもう。そう改めて心に誓ったスぺイベ初参戦でした。