さて、昨日は仙台にいましたが今日はさらに北上。

盛岡南Aで総理大臣杯の決勝があったので、見に行きました。
盛岡南Aの今年の決勝は、関西を死闘でギリギリで勝ち抜けてきた阪南大と、
北信越を無類の強さで勝ち上がってきた新潟医療福祉大の試合になりました。
早速、レポートです。


全日本大学サッカートーナメント決勝 阪南大学2―1新潟医療福祉大学(盛岡南A)
得点:田澤 中田 金子
主審:植松健太朗(2)

試合はいきなり動きます。
新潟医療福祉大は1分(開始20秒)に繋いで吉田シュートのこぼれ球を田澤が決めて先制。
しかし阪南大は3分、左からのクロスを池田が折り返して中田が決めて同点に。
この状況で試合はどうなるんだという感じで進みます。
新潟医療福祉大は松松本や吉田を中心に。
阪南大は中田を前に起きながらの流れになります。
前半は結局その後は動きもなく、1―1で折り返し。
後半になってもお互いの攻めは変わらず。
阪南大は早めに交代で松井と小川を投入していきます。
新潟医療福祉大も若林を投入して何とかしようとしますがなかなか決まらず。
そのまま試合は進み、試合は延長かと思った90分+4にドラマ。
阪南大が櫻井のFKから金子が押し込んで勝ち越し。
試合は阪南大が2―1で勝利。
阪南大は12年(11大会)ぶり3回目の大臣杯制覇となりました。


というわけで、両チームの指針へ。

まずは、ホームの阪南大。
まずは優勝、おめでとうございます。
大臣杯出場を決めた大阪体育大との試合も終了間際にセットプレーからの勝ち越しでしたが、まさかこの場面でも同じことが起きるとは思いませんでした。
まぁ、まずは中田の迫力でしょうね。
最多のシュート5本を打ち、さらには強さも見せてました。
そりゃ前に置いてボールを集めたくもなるわと感じましたね。
また、彼がいることによりサイドから攻める姿勢が増加。
三好や池田、森村などが上がるシーンがありましたね。
いきなりの失点で正直どうなるかとは思いましたが、試合をうまく落ち着けたなと感じましたね。
で、終了間際ですよ。また勝ち越しですよ。
櫻井からのセットプレーの強さが光りました。
金子もよく詰めてましたね。
阪南大は最近はなかなか全国に来ないことも増え、一時は降格の危機もあったチームです。
そのチームがこういう形で復活したのは、関西にとっては大きいと思います。
次も楽しみですね。

一方、アウェイの新潟医療福祉大。
いきなりの先制でリズムに乗るかと思いきや、いきなり失点。
何か難しい試合になったなとは思います。
ただ、GK桃井は再三止め、秋元や細井、大塚天が阪南大中田に対してよく対応していたと思います。
それだけに田澤や松本、吉田が何とか追加点をと頑張りましたが、うまくいかずでした。
で、終了間際ですよ。
一昨年のインカレの決勝でも終了間際に勝ち越されての準優勝。
これ、悔しいなんてもんじゃないです。
インカレ出場は決めました。北信越にインカレの追加枠を持ち帰りました。
でも、予選ラウンドは勝って免除されたかっただろうなと思います。
どう切り替えますか。


さて、昨年からこの大会は東北学連が運営を手伝うことになりました。
東北学連、今年は幹事長自らアナウンスをやりました。
声が聞きやすくて、普段の関東での試合のアナウンスよりもよかったなと。
また、慣れない中チケットのもぎりをやったり、動員にちゃんと集まったり。
この大会を陰ながら支えてくださっている東北学連のみなさんには、本当に感謝しかないです。
今年は12月にも東北開催のインカレの試合が組まれるはずなので、そちらにも期待したいですね。


阪南大、予選突破同様の劇的ゴールで優勝を決め、インカレの予選ラウンド免除も獲得。
新潟医療福祉大はまた決勝の終了間際の失点に泣く形になった。
そんな試合でした。