さて、続いて第2試合のレポートです。
第2試合は東京のチーム同士の対戦に。
東京2位の日本大と、東京3位の山梨学院大の試合になりました。
早速、レポートです。


関東大学サッカー大会昇格決定戦 日本大学2(PK戦5-4)2山梨学院大学(埼玉第3)
得点:阿部2(延長1) 岡安 金子(FK、延長)
主審:新田守(1)

試合は、前半はほぼ五分の展開に。
山梨学院大は宇佐美や阿部を中心に。
日本大は金子を中心に組み立てていく展開になります。
先制は山梨学院大。
29分に右からのクロスから阿部が決めて先制。
しかし日本大は39分、右からのクロスのこぼれ球を岡安が押し込んで同点。
前半は、1-1で折り返し。
後半になると、お互いに交代を使って流れを変えようとします。
しかしなかなか点が入らず。
さらに山梨学院大は足をつる選手が続出し、なかなか厳しい展開に。
日本大は畳み掛けようとするも結局ゴールは生まれず。
試合は1-1のまま15分ハーフの延長戦に。
延長戦に入り先制は山梨学院大。
92分に左からのクロスから阿部が決めて勝ち越し。
これで俄然元気が出た山梨学院大は、日本大の攻撃を止めていきます。
しかし日本大は終了間際の120分+3、金子がFKを直接決めて土壇場で同点に。
試合は2-2のまま終わり、PK戦に。
PK戦は、先攻の山梨学院大が1人目は止められるも残り4人は決めます。
日本大は5人がしっかりと決めて試合は終了。
日本大がPK戦で勝利し、2年ぶりの関東昇格を決めました。


というわけで、両チームの指針へ。

まずは、ホームの日本大。
正直、あれだけ圧倒して延長戦はビハインド状況。
苦しかっただろうなと思います。
何度も何度もチャンスを作るも決められず。
その流れをよく金子が打破したと思います。
延長戦は金子が躍動してましたからね。
PK戦はGK山内が止めて大仕事。
これだけ苦しんでの勝利でしたし、喜びは爆発になりました。
まぁ、来年は関東に戻るわけですが、何とか残留を目指して頑張ってほしいですね。
次も楽しみです。

一方、アウェイの山梨学院大。
正直、どこにあれだけの体力が残っていたか。
後半の足をつる選手が続出の状況を見て、誰もが延長戦は持たないなと感じたと思います。
その流れを変えたのが阿部でしたね。
あの場面で起死回生になったゴール。
あのゴールで選手が動けるようになりました。
また、GK矢島が何度もセーブを見せて止めたシーンもあり。
守備も何度も身体を張ってのプレー。
確かにPK戦で負けはしましたが、頑張りは多分に見せたと思います。
最後のFK、どういう気持ちだったんだろうな。
そういう気持ちになりますね。
山梨県勢初の関東昇格は、お預けになりました。
来年に確信が持てるかはわからないですが、あの120分+3からの次のステージは後輩たちが頑張ってくれるはずです。
次も楽しみですね。


日本大、終了間際の金子のFKで追い付き、PK戦で2年ぶりに昇格決定。
山梨学院大はあれだけの足をつってた選手が延長戦で復活したのが印象的だった。
そんな試合でした。