さて、続いては第2試合のレポートです。
4冠を狙うINAC神戸に、伊賀が挑戦する試合になりました。
早速、レポートです。


皇后杯全日本女子サッカー選手権大会準決勝 INAC神戸レオネッサ3-2伊賀FCくノ一(大宮サ)
得点:中出 高瀬 ヤネズ 小林 チソヨン
主審:山岸佐知子(2)

試合は、予想通りINAC神戸のペースにはなります。
チソヨンや澤を中心に、高瀬が絡んで攻めていきます。
しかし、伊賀が頑張って守っていき、INAC神戸はなかなか点が取れない流れに。
INAC神戸は前半のうちにヤネズを投入する展開に。
前半はスコアレスで折り返し。
試合が動いたのは後半から。
まずチャンスをつかんだのは伊賀。
カウンターで中央突破からのパスを中出が決めて、先制します。
しかしINAC神戸はその10分後に反撃。
高瀬が豪快なシュートを叩き込み同点に。
さらにINAC神戸は中央からのパスをヤネズが合わせて逆転。
試合はこのままの流れで終わるかと思った残り5分から、劇的に動きます。
INAC神戸のGK海堀のミスを伊賀が奪い、パスに小林が押し込んで土壇場に同点に。
それでもINAC神戸はその2分後にヤネズがGKを引き付けてのパスをチソヨンが押し込み勝負あり。
結果、INAC神戸が3-2で伊賀に何とか勝利し、決勝に駒を進めました。


というわけで、両チームの指針へ。

まずは、ホームのINAC神戸。
いやぁ、今日は内容は良くなかったですね。
前半のうちにヤネズを投入しないといけなくなった誤算。
さらには後半に先制された誤算。
一旦は逆転したものの、残り5分にミスから追い付かれた誤算。
試合が終わってから渋い顔になったのも仕方ないと思います。
伊賀に思った以上にやられてしまったのも今日はあったように思いますね。
それでも高瀬は豪快なシュートを決めましたし、ヤネズも途中から入って大活躍。
チソヨンもさすがの動きを見せました。
まぁ、これで気を引き締めようと切り替えるしかないですね。
どう次に繋げていきますか。

一方、アウェイの伊賀。
いやぁ、今日はINAC神戸を倒せるという雰囲気は十二分にありましたけどね。
前半からINAC神戸に対して互角の動き。
先制して何とか耐えなきゃという雰囲気にもなりましたしね。
終了間際にはプレッシャーをかけていたからこその同点だったとも思います。
確かに負けはしましたが、収穫は多分にあったと思います。
来年は是非上位進出を狙いたいですね。


INAC神戸、ヒヤヒヤで決勝進出。
伊賀が少ないチャンスをモノにし、女王INAC神戸相手に互角以上に渡り合った。
そんな試合でした。
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