「しわしわいきよ」
最近はあまり使っている人はいないようですが、たまに年輩の方がお使いになっているの聞くと、何だかほっとします。
あせらずゆっくりいきなさい、くらいの意味でしょうか?
学校は通常通り始まりましたが、様々な大人の都合で生徒の皆さんは何かと忙しくなっているようです。
コロナ休校のときに、ずっと休んでたんだから、学校がはじまったら休んだ分取り返すんだ、生徒だけでなく、先生や親もそう思っているのかもしれません。
夏休みも、2、3週間に短縮され、塾などの夏期講習は短い休み期間はもちろんのこと、休み以外でも学校が終わったあとの夜に行われる、そんなことも聞きました。それに加えて部活動もある。考えただけでも目が回ります。
私自身も休校の期間、学習の歩みを止めてはいけない、勉強する環境を提供しなくてはならない、必死になって考えていました。自分でも気づかないうちに、疲労が蓄積していたことが最近わかりました。
またコロナの第2波がいつ訪れるかもわかりません。もしや、一生コロナような感染症と共存しなくてはならない世の中になるかもしれない。むしろそう思って準備をしていくべきです。徳島だから大丈夫などとは言っていられません。東京の常識が変わるということは、徳島も変わるということです。
私のやっている塾も少しずつやり方を変えるべきところは変えていこうと思っています。開業当初から掲げていたフルコンタクト精神は変えずに、生徒に対するメンタルケアを今まで以上に考えていきます。
コロナ後の世界。
まず、生徒の心の疲労をどうすれば軽減できるのか?
これが吉澤教室に与えられた新たな課題です。
学力を植物の成長に例えるなら、その植物の土壌となるのがメンタルです。いくら植物を育てようと思っても土が整っていなければどうにもなりません。栄養さえ与えていればいいのではありません。適切な土壌は生徒一人一人異なります。
土さえできれば、学習方法や教材は枝葉末節なものにすぎません。
土づくりの難しさ。
最近特に、生徒を教えていて感じます。
ここで、私から勉強がうまくいっていないお子さんをお持ちの親御さんへ提案です。
受験生でなければ、週に一日、自分の好きなことだけをする日を作ってあげてください。一日が無理なら半日でも構いません。自分が自由に使える時間を与えてあげて下さい。
余白がなければ、活力は生まれません。
「しわしわいきよ」 夏休みくらいまではこれでいいと思います。
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