とはいっても、やはり台湾がらみではあります。
Netflixで1月4日から配信されている「ブラザーズ・サン(The Brothers Sun)」を観ました。
中文タイトルは「孫家兄弟」です。
台北の犯罪組織に所属する男は、謎の敵に家族の命を狙われてしまう。ロサンゼルスで暮らす芯が強い母、そして家族の真実を何も知らない弟を守るべく、男はふたりのもとへ向かう(Netflixによるあらすじ)
アメリカのドラマだけど、台湾の黒社会が背景になっているのですよね。
キャストや脚本家などのスタッフもほぼアジア系で構成とのこと。
ただ、撮影地は一応ロスと台北ということになってますが、台湾はほぼ景色のみのような。
室内のシーンは、台湾という設定でもロスで撮られたような感じがしました。
そもそもこれを観たきっかけは、台湾俳優の路斯明が出ているという情報。
ちょうどNetflix契約期間中だったし、他に観るものもなかったからちょっと観てみようかなあと思ったんですよね。
ちなみに路斯明は第4話に登場(Drowsy Leeという役名)。
後ろ髪の長い微妙な感じの髪型でしたが😁 アクションはかっこよかったです。
あと、視聴を始めてから気づいたのですが、もう一人、台湾からは寇世勳が物語の中心となる孫家の父(ビッグ・サン/大孫)を演じていました。
この方、やはりNetflixのドラマ「媽,別鬧了!(邦題:ママ、やめて!)」では温厚なお父さん役でしたが、このドラマではヤクザの親分で、血のつながった家族でさえも自身や組織の勢力拡大のための駒としか考えないような冷酷な役柄だったので、かなりイメージが違いました。
この寇世勳が父、楊紫瓊(ミシェル・ヨー)が母、そして息子二人の孫(Sun)ファミリーが物語の中心となります。
息子二人のうち兄のチャールズ(孫國偉)は、台湾生まれ、台湾育ちで、犯罪組織のボスである父の右腕となるべく、幼い頃から殺し屋としての訓練を受けてきた。
ゴツい見た目とは裏腹に、趣味はお菓子づくりというのがギャップ萌え(!?)
↑の画像では確かエッグタルトを作っていたけど、パイナップルケーキなんかも作ってました。
あと、ロスへ来て初めて食べたチュロスにハマり、レシピを極めたりも。
このお兄ちゃん役の人、英語うまいし、アジア系アメリカ人かなと思っていたら、中国語もちゃんと台湾っぽい。
(でもやっぱり台湾の人からしたら、少し英語なまりを感じるらしい)
調べてみたら、なんと台湾人なんですね。
錢裕揚(ジャスティン・チエン)という名前で、広告や舞台劇に出たりしてたようだけどほぼ無名ですよね。
しかもこの方は驚きの背景があって、かなりの名家の出身。
父錢國維…JPモルガン・チェース アジア太平洋地域の副会長、台湾地区のCEO
祖父錢復…外交部部長(日本の外務大臣に相当)、監察院(公務員の弾劾・糾明などを行う国家機関)院長などを歴任した政治家。
曾祖父錢思亮…台湾大学学長、中央研究院(台湾の最高学術研究機関)院長などを務めた学者・教育家
自身は、台湾生まれで12歳の頃に短期間香港に住んでいたことがあり(きっとお父さんのお仕事の関係でしょうね)、中学からは台湾でアメリカンスクールに通学。
その後、18歳から南カリフォルニア大学で演劇を学んだとのこと。
↑この記事に、12月に陳以文、巫建和とショートムービーを撮ったと書いてあるけどなんだろう?気になる…
≪追記≫
これ↓でした。
んで、このドラマ、しょっぱなから台湾ならではの罵倒語がチラホラ出てくるんだけど、それも錢裕揚が自分で付け加えたとか。
そうだよねー、アジア系とはいえアメリカ人の脚本家には台湾罵倒語は書けないよね。
さらに調べてたら、この方26歳とのことでびっくり。
ひげのせいか、30すぎかなと思っていた…。
弟のブルース役の李松璞(サム・ソン・リー) は27歳のようなので、お兄ちゃんのほうが実年齢はひとつ下なのね😁
ドラマ自体は、アクションありのブラックコメディで、全8話サクサク観れました(土日2日で視聴終了)。
ただ、後半ちょっと引き延ばし気味?
“保護家人”の繰り返しが若干くどかったかも(家族のつながりがテーマとはいえ)。
あと、人がたくさん死にます…。
結末は、権力を求めて台湾へ向かうママ(ミシェル・ヨー)がちょっと意外な感じで。
そして、Netflixオリジナルドラマあるある(?)で第2季をにおわせて終わったけど、続編あるかなー?
↑この記事に、“官方表示將有第2季”って書いてあるけどどうなんだろ?