最近、なんとなく疲れやすいと感じていませんか?

仕事や家事、育児に追われて、体がだるい、集中力が続かない、夜の寝つきが悪い…

そんな日々が続くと、心身ともに疲れがたまりがちです。

 

しかし、実は日々の食事が疲れやすさに大きな影響を与えていることをご存じですか?今回は、エネルギーを効率的に補うための食事法をご紹介します。

 

 

疲れやすさの原因とは?

 

疲れやすさの原因はさまざまですが、大きく分けて生活習慣の乱れや栄養不足が関係しています。

特にエネルギーを作り出すために必要な栄養素が不足していると、身体は十分に働けず、だるさや疲れを感じることが多くなります。

ストレスや睡眠不足も体のエネルギー消費を増加させ、疲れを引き起こします。

では、どのような食事を摂ることでエネルギーを効率よく補えるのでしょうか?

 

 

エネルギーを補うために重要な栄養素

 

 

炭水化物

私たちの体のエネルギー源となる主な栄養素です。

炭水化物は消化されるとグルコースというエネルギー源に変わります。

主菜となる、ごはん・パン・麺類や芋類などに豊富に含まれます。

 

 

タンパク質

筋肉や免疫機能を維持するために必要です。疲れやすさが気になるとき、タンパク質を意識的に摂取することで体力回復や免疫力アップにつながります。

鶏肉、魚、大豆製品、卵などが良い例です。

 

 

脂質

エネルギーの源として、脂質も欠かせません。特に、良質な脂質(オメガ3脂肪酸を含む魚やナッツ、アボカドなど)は、体に長時間エネルギーを供給し、集中力の維持にも役立ちます。

 

 

ビタミン・ミネラル

エネルギーを効率よく作るためには、ビタミンB群や鉄分、マグネシウムなどのミネラルが欠かせません。これらはエネルギー代謝をサポートし、疲れにくい体を作るために大切な役割を果たします。

ビタミンやミネラルはその種類によって、豊富に含まれている食品が異なるので、日々なるべく様々な種類の食品を取り入れて食べることがおすすめです。

 

 

 

エネルギーを効率よく補う食事法

 

疲れやすい日々を送っている場合はまず、食事のバランスを見直してみましょう。

1日3食+間食(補食)の工夫が大切です。

例えば、朝食にはエネルギー源となる炭水化物と、体を整えるタンパク質を組み合わせることで代謝を向上させることに繋がり、身体を動かすためのエネルギーを生み出してくれます。

また、昼食や夕食には、タンパク質と野菜を組み合わせ、ビタミン・ミネラルもしっかり摂取するようにしましょう。エネルギー源となる炭水化物は、白米よりも玄米や全粒粉パンに切り替えられると血糖コントロールもしやすくなります。

 

 

おすすめの食事例

朝:忙しい朝は食パンとコーヒーだけなど、炭水化物だけになりやすいので、たんぱく質を意識的にプラスするのがおすすめです。

例)食パン+卵焼きやゆで卵、ごはん+納豆、卵かけご飯、バナナ+ヨーグルトなど

 

昼:昼食も外食や家で手軽にできる物などになるとたんぱく質が不足しやすいので、1品たんぱく質をプラスすることを意識しましょう。ビタミンミネラルのために野菜や海藻類も忘れずに!!

例)袋麺などを使う場合にも卵を落とす、ちくわを入れるなど。

 

夜:1日の中で1番量もカロリーも多くなりやすいですので、なるべく野菜や海藻類をしっかり取り入れることを意識しましょう。

 

 

食事だけでなく生活習慣も見直すことが大切

 

疲れやすいと感じるとき、まずは食事を見直してみましょう。エネルギーを効率よく補うためには、炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂取することが大切です。

しかし、食事を見直すだけではなく、生活習慣全体を見直すことが疲れにくい体作りには欠かせません。規則正しい睡眠、ストレスの管理、適度な運動も大切です。

 

少しずつ食生活を改善していくことで疲れにくい体を作り、運動や休養も取り入れながら疲れにくい身体づくりをしていきましょう♪

 

 

 

当クリニックの栄養相談は一人ひとりに応じた療養のために、

食生活を細やかにお聞きし、生活習慣に合ったわかり易い提案を

心掛けておりますので、ぜひご相談くださいクローバー

 

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よしうちクリニック 内科・糖尿病・内分泌内科 

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