火男の火、山吹にさようなら。そしてありがとう。 | 義達祐未 オフィシャルブログ TRIBE OF LOVE Powered by Ameba

火男の火、山吹にさようなら。そしてありがとう。

終わりました。

終わっちゃいました。


『火男の火』@紀伊國屋ホール


無事に全公演終了する事が出来ました。

ご来場頂いたすべてのお客様。
支えてくださったスタッフの皆様。
この舞台に関わったすべての方に感謝です。


ありがとうございました。



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紀伊國屋ホール。
またもや立ちたかった劇場に立てました。

そしてその作品が、本当に火男の火で良かった。


黒蜥蜴の時も書きましたが、私、客席でアップするのが好きで、

スタッフさん方が確認作業とかしてる時は声出したりは出来ないけど
ストレッチで体伸ばしたりしながら
その確認作業の様子や、劇中の音や、照明の変化を感じて
客席側から舞台を眺めて物思いにふけるの。

舞台に立ってる時以外も劇場をたっぷり感じていたいのだー。

今回も存分に堪能させて頂きました。




原田宗典さんの

『火男の火』


今回、山吹役はオーディションで選んで頂いたのですが
その時あらすじも分からず、いくつかのシーンをやらせてもらっただけで

ああ、このお芝居きっと面白い、やりたい!!!

と思ったのを今でも覚えています。


いざ稽古に入ってみたら、まー難しいわ、頭はこんがらがるわ、
自分の思い描く動きや感情の移行が出来なかったりして
もう!くっくっパンチ!ってイライラしたり、自信をなくしたりして

長期間の黒蜥蜴を完走して、わりとすぐに始まったので
意外に疲れも溜まってたのか
それも相俟って身体にも心にも余裕がなくて

散々な稽古期間だったなあと自分では思います。

もっと楽しめたのになあ、とかね。
あんまり笑えなかったな(笑)

でもこの凄い作品の大事なピースとしてきちんと居られるようにって
あわあわしながらも育てたのが、あの山吹です。


パンフレットにも書いたけど、
素直で真っ直ぐで、“女の子”で。

いろんな感情、
期待や焦りや苛立ちがあったと思う。

自身の弱さや、迷いもあったと思う。

若さゆえの過ちと
何人もの思惑の重なり合いによって生まれた恐ろしい不幸。

本当に大切だったものに気付いた後からの
果てしないほどの喪失感と後悔と

圧倒的な怒りと悲しみ。
それをぶつける様。
それを背負っていく姿。

彼女は、純粋だったのだと思います。
そして幼くもあったのだと思います。

次郎がいなくなって、表でも影でも、
一番涙を流したのは彼女だったと思います。

山賊内の運命に翻弄された可哀相な一人だったのだと思います。



次郎が立派な男になったときの山吹の嬉しそうな顔、見てみたかったなあ。
って自分の役だけどね(笑)

どうでもいいけど
『お前以外の女が欲しいと思った事は一度もない』って
台詞だとしても言われてキュンとした27歳。。。




パンフレット撮影時の山吹ちゃん。
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舞台上とはまたちょいと違う感じね。

前髪もあるし。ふふっ。

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思い出写真はまたつらつら綴っていきますのでお楽しみにドキドキ

あーーーーー山吹やれて良かった。
火男の火、やれて良かったーーーーーーーっ。

思いの丈はこのくらいにしておきますニコニコ
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次は戦国ネコ武将だにゃん。



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