【お知らせ】FINAL FANTASY XV 出演
ブログを見てくださっていた皆様、お久しぶりです。
お知らせです。
2016年11月29日に発売となりました
SQUARE ENIX「FINAL FANTASY 15」
ルナフレーナ・ノックス・フルーレ(Lunafrena Nox Fleuret)
http://www.jp.square-enix.com/ff15/character/luna/
のモーション・アクターをさせていただきました。
ルーナには、定められた使命があります。
そして誰より強い芯と誰よりやさしい心を持っています。
そんな彼女を全身で、情熱のまま演じました。
出逢いはオーディションでした。
FFが好きすぎてしまって、オーディションでは緊張で失敗だらけ(笑)
好きすぎるからこそ、自己PRで周りと同じになりたくなくて…若気の至りながら一切好きとかファンだとかって言わなかったんですけど、スタッフさんたちによると全身からソウルとなって好きが溢れでてたらしいです(笑)
でもお芝居だけは不思議なくらい、落ち着いてしっかりと演じることができて。。。
そのシンクロだけで自身は清々しくて、正直落ちても悔いはありませんでした。
だからこそ、合格した時は、
大好きなファイナルファンタジーの一部になれることが決まった時は、YouTubeで昔のシリーズの映像などを繰り返し見て、夜通しすごく泣いたのを覚えてます。
どの物語も心に刺さってきました。
私にとっては作品そのものが憧れでした。
まさに夢のような現場だったのです。
それがやっと発売したのですね。嬉しい。
本当に、長い年月でした。
それだもの。感無量です。嬉しい。
世界同時発売です。
モーションは共通なので、どこの国で買っていただいても私のお芝居見ていただけます。
ぜひたくさんの方にプレイして頂きたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
たぶん最後のブログ更新になると思うので、ちょっと語ろうかな。長くなるけど。笑
モーションキャプチャーってすごいんです。
セリフもすべて覚えて演じてのシーン撮影なのでそこまでは普通の撮影と一緒ですが、
キャプチャースーツを着てフェイスキャプチャーを被って撮影すれば、細かな関節や筋肉の動きすらも捉えてくれるのです。
ふとした表情、しぐさ、眼球の動きはもちろん
お芝居が、クセが、嘘が本当が、細部までうつりこんでしまう。良い意味でも悪い意味でも。
この仕事を知ってから、今まで自分がいかに上辺でお芝居していたのだろう、と驚いたりした事も。
せっかくこんなに微細に捉えてくれるなら、わかりやすく演じるというよりは、逆にわかりずらい難しい感情を乗せたかったんです。
真から清らかで美しく、スキのないように見える彼女の「普通の女の子」である部分、完全ではない、弱かったり可愛かったり、特にブレや揺らぎの部分に一番こだわりました。
ルーナの動きから表情、セリフの強弱、すべてに至るまで。
とにかく監督が本当に見守ってくださって。
義達にして良かった、と何度も言ってくれて。
時には規模の大きな撮り直しなど…とんでもないワガママにも応えてくれて。大切にしてくれました。
本当に感謝しています。
監督をはじめ、開発チームのスタッフの皆さん、支えてくださる周りのみなさんが本当に格好良くてたまらなかった。
ノクティス様をはじめ、メインのキャプチャー共演者の方々は、みんなキャラクターそのもので。立ってるだけで、それぞれの個性があふれ出るような…
いつもすごいなぁ、すごいなぁ…って感動してました。
最高でした。
そして声優は、
北川里奈ちゃん。
実は一度、監督がどうしても会って欲しいと言ってくださって、機会を設けてくれたことがありました。
私がルーナに対してどういうイメージでいるのか、思いやブレの部分、使命を果たさねばならないことと普通の女の子の部分の間に生まれる葛藤など、私が心で感じて演じている部分を、里奈ちゃんと共有してみてほしいと。
話をしたら、完全に2人の世界になり、熱量がすごすぎて周りほっぽりっぱなしになってしまいました(笑)
その時の写真。Wルーナです。
彼女すごく熱くて柔らかくて素敵で、とっても可愛い人。
幸せです。
キャラクターがあって、モーションで生きる人がいて、そこに声で生きる人がいて。。
その全てが作り上げられるまでにたくさんのスタッフさん方が動いて、そこには凄すぎる技術と努力と拘りがあって。
最後の発表がこのファイナルファンタジーの出演になって、
たまたまとはいえ、嬉しいな。本当に。
まだまだ語りたい事たくさんありますが、
このあたりで。笑
私ももちろんプレイしておりますので、
みなさんもエンドロールで私の名前を
見つけてくださいまし。
たくさんの方に愛していただけますように。
ひとつひとつを、感じていただけますように。
想いを捧げます。
宝物です。全てに、ありがとうを。
義達祐未