PASSION
ピノ
舞台ご覧になった方はよくご存知かと思いますが劇中で活躍したピノ君です
美味しいので、私もよく食べます
と、いうわけであらためて舞台にご来場頂いた皆様、有難う御座いました
皆さんの支えがあってこその舞台の成功だったと思います
頂いたものたちです
ワタシがお花を大好きなのを知ってか、沢山お花頂きました
(写真が一枚しかなくてごめんなさい)
(生ものとかスグに食べちゃったんですよね・・・(食い意地(笑))
皆さん本当にどうもありがとうございました
あらためて、自分は幸せなやつだと実感します
とちおとめというスポンジのお菓子と
老舗、きぬの清流を差し入れてくれたよ
キャストみんなで食べました
ママ有難うね
それからいつも舞台では写真を沢山撮っているものなんですが、今回は皆芝居や準備でいっぱいいっぱいでそういう余裕が無かったので・・・
最終日にちょこっとだけ撮りました
今回の舞台では色々葛藤して悩みが尽きませんでした
完全に主要キャストであり、上演中ほぼ舞台上にいる役にも関わらず
特に思いを語るシーンも無く、補足も無く、喋らない箇所はひたすら喋らず
とにかく明るくそして着実に周りに影響を与えながら与えられながら成長する役の姿を演じる
それがこんなにも難しいとは正直思っていませんでした
いままでもありがたいことに主要キャストをやらせていただく機会が多かったですが
今回の舞台をやって分かったのは
今までは感情の説明の台詞やシーンつまり台本に助けられてただけなんだな、ということ。
感情の説明台詞が無いということは、体のちょっとした動きや表情や行動で表現しなくてはなりません。
それがもう難しくて難しくて難しくて
悩んだり稽古したり葛藤したり稽古したり打ち合わせ行って稽古して
撮影して稽古して納得出来ないで稽古して挑戦して失敗して稽古して。
弱音をはかないようにしていたけど、ある日人生で初めて稽古場で泣きました。
台詞を喋った瞬間になにかが溢れるように。
セーブが効かなくて、ずっと泣き続けたまま稽古。
ちなみに余計自分が嫌になり逆にストレスになりました爆
その日は家に帰っても眠れませんでした
風邪でもないのに熱が出て
背中の蕁麻疹もその日に気付きました。
花粉症も悪化しました。(ヒドイ有様・・・(笑))
気付けば小屋入りの日を迎えていて
時間の感覚もなくなっていき
頑張ろうという気持ちと同時に不安感も加速していきました。
初日を終え、その夜。
小坂さんに『よし子はとにかく明るくいつものよし子で“楽しんで”演じればそれでいいんだ』と。
マネージャーさんに『全然楽しそうじゃなかった』と。
そして、キャストの増田さんには
『難しい役だからよしたつちゃんが悩むのも理解る。
俺もそういう役なら戸惑ってたと思うし。
けど、“楽しく”ないの??
俺は楽しいよ。演出家にここまでと言われても≪まだやれるんじゃねえか≫と考えるよ。
意味のなさそうな台詞だって心持一つで生きるよ』
その言葉を聞いて私は大事なことを思い出しました
お芝居は“楽しいもの”なんだということ。
それはそもそも舞台を始めた理由でした。
自分が稽古の途中から“楽しい”という気持ちが不安の海に転覆していた事。
知っていたはずなのに。デリートしていた自分が悲しかった。
その時から最重要事項を『楽しむ』に変更
変な話、台詞がトンでもいい。段取り忘れてもいい。
その代わり楽しもう、と決意しました。
そうすると、二日目はまた今まで出なかった表情、行動、台詞の言い回しが体中から溢れ出ました。
あるお客様は、別の役者さんを観にきてくださったのに初日と二日目の違いに驚いたとのお声をかけていただきました。
初日も良かったですが、二日目は更に良かったと。
舞台って生きてるってこういうことなんですね、と言って頂けました
それからとある関係で観に来ていた世界的なダンサーの方にも光栄な事に人伝いに褒めていただけたり。
何人ものお客様に帰りがけに私の芝居で笑ったと言っていただけたり。
初日のワタシはきっと凄く無難に演じていたのです。
楽しさがいかに重要かがはっきり見えた日でした。
初日は舞台直前は袖で小さくなって震えていましたが
(緊張するタイプじゃないのでこういう状態も初めてでした)
二日目以降はいつもの、いままでの私に戻ってました。
最終的に必要な到達点までいけたか正直不明です。
万人に楽しんで頂けたかわかりません。
力が足りないのです。
努力が足りないのです。
気持ちが弱いのです。
でも下手だっていう理由で逃げたくはないのです。
もう一度スタートへ戻ったつもりで頑張ります。
キャストの加藤栄一郎さん、増田大樹さんとは今回作品の本数的には四度目の共演で
前々からプライベートでも仲良しなのですが、
ワタシの事をすごく好いてくれていて
理解しながら芝居以外のところでも沢山の助け舟を出してくれました
他にもキャストやスタッフさん、舞監さん音響さん照明さん、
数え切れないほど皆に支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。
結局ワタシは幸せなやつなのです(笑)
いまこうしてブログに書いたから、絶対にこの先何事も“楽しむこと”を忘れないで行きます。
ちなみにさっきのピノを開けて食べようとしたら
にゃんと、願いのピノが出ただよ~
ヾ(@°▽°@)ノ
うん、ラッキー
皆さんの願い事はなんですか??
そしていつもたくさんのたくさんのコメント有難う御座います
近々、コメント返ししますね
うっしゃ!!
今日も楽しんで頑張るか( ̄▽ ̄*)
よし子