昨日から今日へ
日本の暦が一日進んだその直ぐ後、
つまり今日の午前零時過ぎに、
この街で行われていたあるJazz eventへ向かう為、
僕は久しぶりに、
今回帰国してから初めて渋谷の街に足を踏み入れた。
連休に入る直前の金曜の夜、
渋谷中のビルというビルから
終電に急ぐ人々が、流れ出る血液のようにどばっと吐き出され、流れ、集まり、
スクランブル交差点を通って渋谷駅に吸い込まれていくかのような
あのカオス的光景を見た時、
改めて日本に帰って来た事を強く意識させられた。
押し寄せるその人波のほとんどは若者。
それもこの街の大きな特色。
今日この懐かしい光景は奇妙なものとして僕の目に映った。
この世界の中でとても特殊な存在として。
かつて僕が秋田から高校卒業後に上京して、
この場所を見た時はその迫力に、
これがこの世の都会の姿なんだと、衝撃を受けた。
でもその時の僕はNew YorkもLondonもRio de janeiroもBuenos Airesも知らない。
もちろんHavanaも。
この交差点には
信号待ちの車の窓を拭いてお金を貰おうとしたり、
ワイパーにかたっぱしからチョコレートを
置いていって売りつけようとする小学生くらいの子供はいない。
宗教や肌の色の違いから本気で殺し合おうとする人は、いない。
当たり前だと思っていた事が当たり前ではない世界。
あり得ないと思える事が現実に起こっている世界。
どんなに現代が情報化社会だとしても、
まだまだ日本は鎖国的な国だと思う。
肌の色の違いがどんな事であるか、
それはこの国を出ずして、決して理解出来る事ではない。
。。。。
そしてやはり日本の女性はお洒落で可愛い。
そんな事を思った、今日のSHIBUYAです。