日本の若者の社会的行動に対する遺伝子多型の影響 (要約)

:3つの発見

 

 

 

桜井芳生 他(以下参照)  遺伝子社会学・文化社会学 著作権保持210608

 

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われわれの科研費研究の成果については、すでにのべたとおり

 

 

で、あらわしているとおりですが、

 

なにせ、赤川先生以外無名の(失礼!)の研究者たちによる、高価な学術書なので、

 

ごらんくださっているかたは少ないかと。

 

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第一部の 遺伝子社会学の部分の 3つの発見について、いま英語論文を準備してますが、

 

パブリッシュ(無料)されるのは時間がかかるかと。

 

で、その英語論文の 日本語要約をつくる必要がありましたので、ここで紹介します。

 

共著者のみなさまに深謝。

 

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日本の若者の社会的行動に対する遺伝子多型の影響 (要約)

 

 

日本では、遺伝子多型が社会的行動に与える影響はまだ測定されていない。 そこで、それらを測定した。 

 

私たちは、3 つの遺伝子多型が、日本の若者の 3 つの社会的行動と態度のそれぞれに影響を与えると判断した。 

 

2018 年から 2019 年にかけて、日本の A 大学と B 大学で、遺伝子サンプルとスマートフォン アンケートからの協力者の結果の統計分析を行った。

 

 

①遺伝子一塩基多型SNPの rs53576 の AA型を持っている人は、Twitter をより頻繁に行う傾向が大きかった。

 

②SNPの rs4680のGG型の人は、スマホゲームをやる傾向が高かった。

 

③「セロトニントランスポーター遺伝子多型」(5-HTTLPR)が、SS型の人は、「生きづらい」と感じやすい傾向にあった。

 

 

最後に、これらの結果とその社会学的意味について議論した。

 

 

Yoshio Sakurai, Atsushi Nishitani,  Manabu Akagawa,  Masato Onoue,  Koji Ataka,  Naoko Maruta

 

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関連

 

『遺伝子社会学の試み』インタビュー

 

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桜井 芳生
Yoshio SAKURAI
yoshiosakuraig@gmail.com
http://sakurai.c.ooco.jp/
 

以上の桜井の意見・見解は、わたくしの所属する大学の意見・見解を代表するものではありません。