「最近インスタで知り合った人がいるの」と俺に打ち明けた。
年の頃は三十代後半だろうか、東京に住む妻帯者で音楽か何かやっている人だと。
そして「こないだ彼が旭川に初めて来て会ったの」と言った。
俺が「ヤッ○ゃった?」と訊くと「うん」と。
俺はゾックゾクしながら「それで、それで」と訊くと・・・・
俺はノーマルな○○○の話には興味ないが、この女が俺と付き合っている最中に
どんな顔をして他の男との○○○の話をするのか
そっちのほうが、よっぽど濡れた。
この男もこの日初めて彼女と○○○をした時、「人のもの」を頂く美味しさ。
それは「旦那の女」ではなく、「カメラマンの女」を奪ったというその略奪感に
きっとこの男も脳髄に汁を溢れさせたことだろう。
待望の第2弾「続・Hyde時々Jekyll」9月1日文芸社より発売
全国書店にて先行予約受付中