カメラマン兼作家の備忘録

カメラマン兼作家の備忘録

まだあの頃 ジキルから時々ハイドだった
だが今ではすっかり ハイド時々ジキルなのだ。

 

 

 

 俺をこの世界に引きずり込んだ女、明子とは約3年ばかり続いた。


 このスト-リ-のプロロ-グはこのブログの中の
  目次3、「娘の家庭教師に抱いてもらえなかった母親」 ← を読んでくれ。


 3年もの間、多くのいい思いもさせてもらった。スクールのインストラクターや生徒ばかり
でなく、パーティなどでコマセを撒いた奥様たちが俺のSNSを見て、自分もこんな風に
撮ってほしいと入れ食い状態だった。

明子はそんなことを知りながらも俺から離れようとはしなかった。初めてのオトコであ
る俺にゾッコンだったから。
イッたことがない女は、結局イクことができたのか、俺はイカせてあげられたのか、気
になるところだろう。


もちろん毎回イカせてやっている …と言いたいところだが、流石の俺でもイカせてや
れなかった。





俺も数々の女とヤッてきたが、毎回イカせるわけではない、俺の経験上四割くらいの女
はイクことはない、三割程度はイッたりイカなかったり、そして残りの三割は必ずイクと
いうデータが俺の下半身のUSBメモリーに残っている。

体型も関係あると思う。小柄で痩せている女ほどイキやすい、大柄な女ほどイキにく
いってのもあるだろうが、経験人数は関係なく、年齢も関係ないと思う。
だが、回数は多少なりとも関係あるかも知れない。男で言えば自慰行為を覚えたガキの
頃、どこを触ってもすぐにイッたが、やり過ぎてくると、だんだんと刺激の部位や触る強
弱が変わって、少しずつ敏感から鈍感へと変化していく。

S〇Xを覚えだしたガキの頃もイッたあと太腿の内側に、なんとも言えぬ、痺れのよう
な痙攣のような気持ちのいい震えがとまらず暫く立ち上がることができなかったがあの感
触はもう何十年も味わっていない、ヤクでもやればまた味わえるかも知れないと思う。
女も同じことが言えるのだろうか。

未だかつて触れられたこともないアソコの奥の奥、超敏感な細胞壁を俺の亀〇の出っ
張ったエラで引っ掻き回されるたびにブルブルと脚を震わせたり、ビクビク~と下半身を
痙攣させて喘いだりしている様を見ると、俺が昔味わったような感触をこの女も今味わっ
ているんだろう、そんな初めての快感を俺から教わったら、そりゃ~クセになり夢中にな
るわな、と思う。

ある時、明子がネットで「イカせ屋」というサイトを見つけて行ってきたと暴露(?)、
白状(?)した。
詳しく訊いてみると「必ずイカせます」という謳い文句で載っていたという。

俺は訊いてみた。「それでどうだったんだ?」
すると明子は「行くともう一人他に女がいて客は二人だった。そしてその女は別室で待
たされ、私からはじまった」と。更に「最初は指で弄られ、フィンガーテクニックとか貴
女のGスポットはここですとか言われ、激しく弄くり回され、更にオモチャでも激しく攻
められた」と。

「それでイケたのか?」と訊くと「結局イケなかった」と言った。

そこで俺が「指とオモチャで攻めてもイカせなかった男に、最終的にはペ〇スを突っ込
んでもらったんだろ?」と核心をついてみた。
明子は「すべて見透かされているの」って目をして俯きながら、泣きそうな声で「ゴメ
ンナサイ」と言った。

更に「結局S〇Xでもイカせてもらえなくて、その男は『貴女はイカないんじゃなくて
常にイッている状態なんですよ』って言われた」と。

俺はそれを聞いて「なんじゃ、そりゃ」と思い、このバカ女もまんまと罠にはまり、男
が用意したサクラだか仲間だか知らないが、同じように他にも女の客がいるから安心です
よと見せかけられ、まずは貴女からということで身体を好き放題弄られ、男の欲望の捌け
口になり、高い料金を払った挙句逆に男を自分の口とマ○コで射〇させてやって、いい
気持ちにさせてやった。
そしてイカせてやれなかった口実に『貴女は常にイッてるんですよ』と。

俺は寝取られた悔しさとかの感情は一切なく、なんていうかこの女が哀れに思えてきた。




 


この頃俺は色んな女を撮影するたびに高額な料金をもらったり貢がられたり、金には
困ってはいなかったが、明子は当初の約束どおりキッチリ毎月給料を払ってくれた。

だが、あとからだんだんとわかってきたが、この女はそんなに払えるほど現実は裕福で
はなかった。

確かに重役の旦那と代官山に住み、一見セレブのようだが、実際のところ旦那の金は自
由に使えず、ましてスクールのインストラクターといっても微々たるレッスン料しか入っ
てこない、美顔器や化粧品が売れてなんぼ、しかもその売上の殆どをピラミッド上層階の
幹部連中に持っていかれ手元には僅かにしか残らない、まさに薄利多売の世界。

自分も早く上に登るため、実家に何千万も借金をして登り詰めた今の地位、だがそこが
目一杯で、そこからはなかなか這い上がれない構図となっていることに気づかない女。



この頃になると、おかしな状況が明子やスクールの周りで漂いはじめていた。
スクールのホームページに誹謗中傷の投稿が増えはじめたのだ、前々からチラホラある
と聞いてはいたが一気に増えた。

その中身は「このスクールは、詐欺集団だ」「ねずみ講で金を騙し取っている」「汚いお
ばちゃんの汚いレオタードなど見たくもない」「このスクールは詐欺です、皆さん引っか
からないようにしましょう」「なんの効果もない安い中国製の美顔器を何十倍も吹っかけ
て売りつけています」などなど。

更にはホームページだけではなく、生徒さん個人のブログとか2ちゃんねるとかに他の
インストラクターなど名指しで誹謗中傷が投稿された。なかには「この女はババアのくせ
に醜く汚いヌードを撮っています」といった内容もあった。

俺は今まで撮った女のヌードをSNSなどに載せたことは一度もなかったので、一瞬
「エッ?」となった。
これらの誹謗中傷が問題となり、いろんなところへ被害が波及した、生徒さんも急激に
減り、売上もガタ減り、新規にスクールを開設しようとしていた札幌や山梨の話も頓挫した。

これにカリスマ校長は激怒し、必ず犯人を見つける、金がいくらかかろうが大弁護団を
結成してでも見つけ出し、キッチリ責任をとって損害を賠償してもらうと息巻いていた。

実際今までも、この手の投稿者が何人かいて裁判沙汰になったこともあるらしい。
明子もヌードって自分のことじゃないかって疑心暗鬼になり、俺に「載せてないよね」
とか「誰なのか心当たりない?」って訊いてきた。

今まで俺が撮った陽子や絢子やその他大勢の女も俺に対して疑心暗鬼になっていることだろう
まったく、いい迷惑だ。

 

 

 


そんなことがあってから明子からの給料が遅れはじめた。そのうち明子がポツリと呟いた。

「もう仁史に払えるお金がない」と。更に今までは家にある貴金属を質に入れてお金
を工面していたが、もうそれも底を突いたと言った。

「お前が俺を雇ってくれると言ったからサラリーマンを辞めたんだぜ」
「ゴメンナサイ、実家からも多額の借金をしているので借りられないし」
「じゃあ、もうお前とも、スクールとも終わりだな」
「待って、なんとかする。なんでもするから、私から離れないで」と泣きながら言う明子。
「なんとかするって、どうにもならないだろう」


「考えてたんだけど… …風俗行こうかなって…」

あっけにとられた俺は「エッ?」としか言えず、呆れて「オイオイ冗談はよせよ、おば
ちゃんが行けるわけないだろ」と言うと、明子が「ムリかな~働けるところないかな~」
と言うので考えてみた。ヘルスは若い子じゃないと絶対ムリ、でもソープなら、なかには
「人妻専門」「塾女専門」という店を何件か知っているし、一回くらい行ったことがあった。

俺は酷い男だが、そこまで極悪非道ではない。
どうせこの女は、俺を引き止めたいがため、今は勢いで言っている。本気で考えている
わけがないと思っていた。



しかし次に会った時に「私、本気だからお店探しといて」と言われた。
その真剣な顔に「こいつマジか~」と思いつつ条件を訊いてみると、「東京じゃなく近
県で、自分の好きな曜日と時間で働けるところ」という。
俺は一回だけ行ったことのある川崎の店にアポイントメントをとって、店の前まで明子
を乗せていった。

送っていく車中で何回も説得というか現状を教えてやった、どんなジジイが来るかキモ
イ男が来るかわからないんだぜ、そんな汚い男のチ〇ポしゃぶれるのか、と。
明子は「やるだけやってダメなら辞めればいいんでしょう」と言っている。

それを聞いて「女を風呂に沈める男」 ─昔映画でよくあった、まるでヒモやジゴロの
世界だなと思った。俺のために身体まで売ろうとする気持ちに動かされつつも、俺が出
会った頃のセレブな奥さんでいてくれよという、半々の複雑な気持ちだった。

面接は二、三時間要した。実技試験を受けているのだろう。結果は一発でOKとなり、
翌週から働きはじめた。

考えてみたら、明子にとっても案外合っているかもと思った。
イカせてもらったことがない女でも、この世界でいろんな男と出会い、いろんなS〇X、

そのなかで明子をイカせてくれる男に巡り会えるかも知れない。
案外明子にとっては適材適所なのかも知れないなと俺は思った。

俺は結局明子の初任給をもらうこともなく別れた。


病気も怖いし、ジジイや汚い男、不特定多数の男のペ〇スをしゃぶる女を抱けるわけが
ない。

 

 

 

 

 

 

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ブログはやんわりと書いていますが本文はかなり、イヤ「めっちゃ刺激的」です。

妄想で書いた官能小説ではなく、生なましい真実ですから。

 

興味のない方は、完全シカトでお願いします。