【新見解 およそ410年前 宮戸島 に スペイン人大使がやってきた!】 | 学芸員・大沢の研究ノート Second Season

学芸員・大沢の研究ノート Second Season

歴史博物館 青葉城資料展示館の学芸員・大沢慶尋の学芸活動のノート。日ごろの調査研究活動や教育活動、また個人的な日常の関心事や出来事などについて思うままに綴る。

1611年11月19日、スペイン国王・メキシコ副王の大使セバスティアン・ビスカイノ一行スペイン人が、石巻市の湊(みなと)の村人から大歓迎をされたとのことが、現在定説視され、事実と考えられている現状があります。

 

しかし、それは事実なのか? 否、事実ではないことを、今回『ビスカイノ金銀島探検報告』の記載を精査することにより、以下の画像をもって論証いたします。

 

結論を述べると、1611年11月19日、ビスカイノらスペイン人を大歓迎したのは東松島市の「宮戸島」の人たちでした。

410年も前の 宮戸の人たちが、はじめて見るスペイン人に恐れをなしたりせず親しく交流をもち、大いなる歓迎をしたという歴史的事実は、これからの未来に大いに語り継がれるべき事実であり、「宮戸がこれからの未来に築いていくスペインの方々との交流の大いなる架け橋となる場所」となることを願ってやみません。

いや、みなさま そうしていこうではありませんか!!

 

その大切な大切な一粒の麦が、宮戸には 厳然とあるのですから。


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