目標も計画もない。
何の戦略も持たずに始めた路上筆跡診断。
早いもので、５か月が過ぎました。
2月末、怖くてもやってみることの
大切さを教えてくれたのは、みっちゃん
こと小嶋道広さんでした。
みっちゃんは路上でやるのが王道
だと言って、嫌がる私の背中を、
半ば強引に押してくれました。
どうやったらいいのかわからなかった
時、アドバイスを下さったのは、
路上歴45年の謎の手相占い師でした。
今のように学ぶ教室がない時代は、
師匠に付いて実践でスキルを身に
付けたそうです。
特別な能力を持っていない私は、
失敗を繰り返しながら学んできました。
看板を作り直したり、衣装を変えて
みたり、机やイス、小物の見せ方を
工夫したり。
少しでも進歩したことが実感できる
ようになると、楽しくなってきました。
数をこなすことで、診断のスキルにも
理論や理屈では説明し切れないカンが
働くようになりました。
即効性のある情報やテクニックが
あふれる時代。
路上で日々活動を続けるのは、非効率
で要領が悪いことかも知れません。
でも、そんな人間だからこそ到達できる
領域があることに気付けるようになり
ました。
「継続は力なり」の意味を、少しだけ
深く感じています。