別府温泉 雲泉寺温泉〈ラクテンチ近くの隠れ過ぎ(笑)浴場〉@別府市原町 | いろいろアウトな日々
2020年のお話です。
はい、それでは今日もまた、
2020年9月3日(木)~4日(金)・1泊2日、
「大分・別府~長湯」温泉一人旅レポ、
1日目9月3日(木)の続きです。
入口の文字を読まないと
とても浴場だとはわからない
「流川通り」の近くにある
自家源泉の共同浴場『新光泉』で
ジジ様たちのフライング入浴終わり?に
タイミングよく独泉を楽しんだ後も
次なるマニアック浴場へ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/76/fc/j/o1080060714890682297.jpg?caw=800)
新光泉から流川通りを西に
さらに200mくらいでしょうか?
流川通りの終点近くまで
やって来ました。
「朝見川」に架かる橋を渡ると、
そこはもう「別府ラクテンチ」です。
朝見川の少し手前、
写メ左側に切れている
茶色の高層マンションがあるでしょう?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/b6/1a/j/o0607108014890682299.jpg?caw=800)
この茶色い高層マンションの
陰に隠れるようにして、
通りから少し奥まった場所に
ひっそりと佇んでいる
平屋のボロい建物(笑)こそが……
『雲泉寺温泉』です。
「雲泉寺温泉」というと
長野県の温泉郷を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうかね?
でも、こっちは別府の
知らないと絶対通り過ぎてしまう、
高層マンションの陰のくぼ地に隠れた
「いくらなんでも隠れすぎやろ!」と
ツッコミを入れたくなる共同浴場の
「雲泉寺温泉」ですよ(笑)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/43/cb/j/o1080060714890682307.jpg?caw=800)
臨時入浴者は入浴料100円です。
併せて入浴時間もご確認ください。
(2020年9月現在)
地元の方々は別として、
旅行者はちゃんと入浴時間を
守るようにしましょうね(笑)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/ee/dc/j/o1080060714890682309.jpg?caw=800)
組合員の方の月額入浴料は
たったの1000円!(2020年9月現在)
安っすいですね~。
ただし洗髪料が別にかかるようですが、
アバウトな匂いがプンプンします!(爆)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/60/6e/j/o1080060714890682608.jpg?caw=800)
ビニールの波板を回り込んだ裏側に
浴場入口があります。
向かって右が男湯、左が女湯。
で、振り向いてみると……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/11/68/j/o1080060714890682611.jpg?caw=800)
謎の洗濯機と謎の洗濯物!(爆)
椅子も置いてありますね。
これはいったい何なのでしょう?
物干し竿にかかっているのは
バスタオルのようにも見えるのですが、
地元常連の方々が風呂上りに
バスタオルを洗濯して干して
そのまま帰るのでしょうかね?
屋根があるので濡れませんし、
また来た時にそのまま使うのかな?
まあ便利っちゃあ便利ですね、
別府の共同浴場らしい
生活臭がプンプンします!(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/e3/6a/j/o1080060714890682613.jpg?caw=800)
雲泉寺温泉は
番台が無人ですので、
箱の穴(笑)に
入浴料を投入しましょう。
小銭の用意を忘れずに!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/32/56/j/o0607108014890682616.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/ba/5d/j/o1080060714890682617.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/b2/95/j/o1080060714890682618.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/05/98/j/o1080060714890682619.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/a1/76/j/o1080060714890682621.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/a5/ed/j/o1080060714890682624.jpg?caw=800)
源泉名:別府市有雲泉寺泉源 外
泉質:単純温泉
(低張性中性高温泉)
泉温:64.1℃
pH値:7.4
源泉名に「雲泉寺」の文字があるので
勘違いしてしまいがちですが、
ここは自家源泉ではなく、
別府の市有源泉=引き湯です。
加水はお客のセルフ加水、
(基本的に加水ありですね笑)
加温・循環・消毒はなしの
かけ流し利用となっています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/66/2a/j/o1080060714890682626.jpg?caw=800)
僕の訪問時は先客2人が
ちょうど脱衣場に上がったところで
浴室内は無人でした。
が、すぐこの後に後客が1人来て、
僕が上る時にもう1人来ました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/a4/8c/j/o1080060714890682628.jpg?caw=800)
脱衣場には棚があるだけ。
あっ!
写メ右端に洗面器が写っていますね。
そう、雲泉寺温泉には
洗面器が備品として備わっています。
てか、今回の一人旅では
マニアックな浴場ばかりを
あえて選んで回っていますので、
これまでたまたま洗面器がない
浴場が続いていただけなんです。
別府の共同浴場では
(ジモ泉を除いて)
ほとんどの浴場に
洗面器くらいは置いてありますよ、
「別府八湯温泉道」などの
対象施設であればなおさらです。
素人観光客の皆さん(お前もな!)も
ご安心ください(笑)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/79/f6/j/o0607108014890682631.jpg?caw=800)
脱衣場から浴室は
2段下がったところにつくられていて、
段差の右側にまだ新しい感じの
手すりが設置されていました。
浴槽側に目隠し壁がありますが、
脱衣場浴室一体型のスタイルだと
考えていいでしょう。
浴室の2方向に窓があり、
また、天井も高いので
開放感がありますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/b0/4e/j/o0607108014890682632.jpg?caw=800)
天井の湯気抜きからは
自然採光もあって明るいです。
梁がカッコいいですね!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/51/c5/j/o1080060714890682636.jpg?caw=800)
浴室は細長く、
フロアはタイル貼り、
腰壁はコンクリート打ち放しです。
浴舎外観はボロボロでしたが(笑)、
浴室は意外なほど清潔感があります。
あ、シャワーとかカランとか
アメニティとか、そんなもんないぞ!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/4f/df/j/o1080060714890682639.jpg?caw=800)
浴槽は小判型で
3人サイズくらいでしょうか。
浴槽の縁は御影石貼り?
浴槽内はタイル貼りです。
写メ左端にカランが見えますね?
これは洗い場ではなくかかり湯です。
カランのさらに左側、
脱衣場との仕切り壁側には……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/52/60/j/o1080060714890683300.jpg?caw=800)
源泉枡があります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/a9/14/j/o1080060714890683302.jpg?caw=800)
蓋を開けてみたところ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/02/20/j/o1080060714890683303.jpg?caw=800)
源泉枡内に貯められていた
源泉の温度は62.5℃。
分析書の泉温が64.1℃でしたので
引き湯の上、貯湯されていても
そこまで温度は下がっていません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/d4/8d/j/o1080060714890683306.jpg?caw=800)
匂いはほぼ無臭だったでしょうか。
ただ、味的にははっきりとした
強めの塩味を感じました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/57/cb/j/o1080060714890683309.jpg?caw=800)
浴槽~かかり湯~源泉枡の
位置関係はこんな感じです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/bf/6e/j/o1080060714890683313.jpg?caw=800)
浴槽の左側フロアにある
「→出
↓止」
のコックで源泉投入を調節します。
僕の訪問時に源泉投入は
「止」の状態でした。
別府の共同浴場では
源泉枡内にある杭の抜き差しで
源泉投入量を調節することが
ほとんどだと思うのですが、
フロア上にあるコックで調節するなんて
かなりめずらしいスタイルです!
ボロボロの外観のくせに
メカニカルなシステム?なんて!(笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/3b/aa/j/o1080060714890683320.jpg?caw=800)
さて、改めて浴槽です。
お湯の色は青っぽく見えますが、
実際はクリアな無色透明です。
浴槽左側、
浴槽内に突っ込まれた
折れ曲がった塩ビパイプから
源泉が投入されます。
その上のホースが付いたカランが
加水用ですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/6b/a0/j/o1080060714890683323.jpg?caw=800)
僕の訪問時には
源泉投入は止められており、
にもかかわらず、
どんどこ加水されていました。
ということは……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/60/b1/j/o1080060714890683325.jpg?caw=800)
浴槽内温度は39.3℃。
ぬる~~~い!!!
後客のおっさんの話では
先客2人のジジ様のうち1人が高血圧で
熱いお湯がダメなんだとか。
(基本的に客はみんな顔見知り笑)
にしても、
さすがにこれはぬるすぎるなあ、
というわけで……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/1d/7d/j/o1080060714890684202.jpg?caw=800)
後客のおっさんに断って
まずは加水を止めて……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/37/af/j/o1080060714890683327.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/40/7a/j/o1080060714890683328.jpg?caw=800)
よそ者が触るのも何ですので、
後客のおっさんにお願いして
源泉投入のコックを
全開にしてもらいました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/17/34/j/o1080060714890684204.jpg?caw=800)
塩ビパイプから
ジュワ~~~ッと
源泉が投入されています。
後客のおっさんは
先にお湯から上って
身体なんぞを洗っていましたが、
僕はずーっと長い時間、
できるだけ源泉投入口の近くで
お湯につかり続けていて……
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/02/88/j/o1080060714890683331.jpg?caw=800)
浴槽内のお湯の温度は
ようやく42℃弱に。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/a0/36/j/o1080060714890684207.jpg?caw=800)
浴感は自然なツルスベ感。
肌触りのやさしいお湯です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20210203/06/yoshinoyan-0904/6a/38/j/o1080081014890684208.jpg?caw=800)
でさ。
身体を洗い終わった
後客のおっさんが僕に聞くんですよ、
「今、何度くらいあるのか?」と。
もう一度測り直して
42℃くらいだと僕が答えると、
おっさんは(僕が上る時に)
「水を出してくれ」と。
このおっさんも
ヘタレやったんか!(大爆)
別府の人はみんな
熱いお湯が好きだと思っていたので、
目からウロコの出来事でした(苦笑)。
雲泉寺温泉、ここは熱いお湯が苦手な
ヘタレが集まる浴場なのかも?(笑)
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