さて。
播但プチ旅行記事の続きです。
多可町からちょっと足を伸ばして……
いや、80ｋｍ・2時間半ほど
思いっきり足を伸ばして（笑）
やって来ましたのは……
あの「城崎温泉」より北に数km、
円山川のほとりに建つ……
『円山川温泉』さんです。
日帰り専用の入浴施設で
僕の大好きな温泉なんですよ。
営業時間・定休日はこんな感じ。
入湯料は520円です。
ここはね、何と言っても
「100％源泉かけ流し」
の温泉なんですよ！
加温・加水・循環・消毒、
余計なものは一切ありません！
近くの城崎温泉は正直、
お湯を集中管理していますので
外湯巡りも全部同じお湯ですし、
循環・消毒もされていますしね。
もちろん
温泉に求めるものは
人それぞれなんでしょうけど、
お湯の良さだけで言えば
断然『円山川温泉』さんに
軍配が上ります。
もちろん男湯と女湯があります。
脱衣場は広々と清潔。
鍵付きロッカーがあります。
温泉分析書が
掲示してありました。
泉温：43.1℃
泉質：カルシウム・ナトリウム・塩化物強塩泉
（高張性、弱アルカリ性、温泉）
「強塩泉」ということで
よくあたたまる温泉ですね！
また、
「高張性」はなかなか貴重。
浸透圧の関係で、
温泉成分が身体にしみこみやすい
温泉であると言えます。
逆に言えば
湯当たりしやすいわけですから
注意が必要となります。
内湯には
15人くらい入れそうな
浴槽がひとつ。
浴槽の隅っこから
源泉がドバドバと
投入されています！
「この温泉は飲用できます」
との表示に
100％源泉かけ流しならではの
誇りを感じますね！
で、飲んでみますと……
これがめちゃめちゃ不味い！（爆）
こんなに不味い温泉は
そうそうありませんよ！（苦笑）
強塩泉ですからね、
めちゃめちゃ塩鹹いのはもちろん、
金っ気やエグ味まであります。
あまったお湯は
浴槽の縁全体から
オーバーフローしています。
実に豊かな光景ではありませんか！
お湯の色は
うぐいす色っぽい薄緑色。
なかなか美しい濁り湯です。
つかってみると
その味と見た目同様の
素晴らしく個性的な
お湯であることがわかります。
肌が軋むような浴感は
このお湯がいかに濃厚湯であるかの
証明だと言えるでしょう。
少しぬるめのお湯は
じっとつかっていますと
身体の芯からポカポカと
あたたまってきます。
また、
かすかに硫黄臭もあります。
シャンプーやボディーソープなどの
アメニティ類も完備。
『円山川温泉』さんには
露天風呂もあるんですよ！
7～8人入ればいっぱいになる
石貼りの浴槽。
雰囲気ありますね！
もちろん露天風呂も
100％源泉かけ流しです。
ザンザンと贅沢に
捨て湯されていますよ。
当たり前ですが
内湯と全く同じ味で
クッソ不味い！！！（笑）
僕、この露天風呂が好きでねー。
内湯よりも
さらに低い温度のお湯は
冬場には厳しいかも知れません。
が、この時はまだ
残暑厳しい9月15日のこと。
ぬるめのお湯にゆったりとつかって
個性たっぷりの濃厚湯を
存分に満喫したのでした。
上った後も汗がダラダラ流れて
「さすが高張性の強塩泉！」
といった余韻を楽しみました。
城崎温泉もいいですが、
ほんものの温泉力を味わうなら
『円山川温泉』ですよ。
来て絶対損はない
おススメの温泉です！