「裏切者!」「守銭奴!」…
Fマリノス・サポーターから斎藤学が反感を買っているようだ。
斎藤学自身が今回の移籍に関して横浜FマリノスのHP
で次のようなコメントを残している。
「8歳から育ててもらい、愛媛FCでの1年を除き18年間お世話になったF・マリノスを離れる決断をしました。
昨年、キャプテン、10番と責任をもらいながらも、不甲斐ないプレーや満足のいく結果を残せない僕に、たくさんの声援を送っていただいたこと。
9月の大怪我の際も、本当にたくさんの声、手紙、千羽鶴、ビックユニフォーム。
本当に本当に勇気付けられ、辛いリハビリも日々続けてこれました。この移籍は、その恩を仇で返してしまうことになってしまいました。
僕はこの移籍を挑戦と捉えてます。
より難しいところにチャレンジしたいという想いが、今まで育ててもらったクラブでもない、キャプテンでもない、また一から自分を作っていきたいという想いが、F・マリノスを離れるという決断を後押ししました。」
「この移籍は、その恩を仇で返してしまうことになってしまいました。」
こんなお別れの挨拶あるだろうか。
Jリーグはプロ野球とは違う。
移籍の自由がある。
プロ野球には12球団共通の統一契約書というものがあり、
球団側が権利を放棄しない限り(つまり自由契約)、更新する権利を保有しているのだ。
これによりプロ野球には移籍が制限されているどころか、
球団の都合によるトレードだってあるのだ。
しかし、Jリーグには全クラブ共通の統一契約書なんてない。
契約書はクラブと選手間でのみ有効なものであり、
契約期間が経過すれば選手は移籍金もかからない0円での移籍が可能なのだ。
「僕はこの移籍を挑戦と捉えてます。
より難しいところにチャレンジしたいという想いが、今まで育ててもらったクラブでもない、キャプテンでもない、また一から自分を作っていきたいという想いが、F・マリノスを離れるという決断を後押ししました。」
この決意のどこがいけないというのか?
斎藤学!
「恩を仇で返すんじゃない! 恩返しをするつもりで頑張るんだよ!」