2017年 ニューイヤー駅伝回顧 3位 トヨタ自動車九州 | マラソン・駅伝備忘録

2017年 ニューイヤー駅伝回顧 3位 トヨタ自動車九州

  3位 トヨタ自動車九州
  (過去5年間の順位 7位、2位、2位、9位、3位)

 1区 今井 篤弥(中京高) 区間9位(8秒差)
  初出場
 2区 カレミ・ズク(豊川高) 区間12位 8位通過
  出場4回目 14年2区7位、15年2区7位、16年2区5位
 3区 坂本 大志(鶴翔高) 区間10位 9位通過
  出場2回目 16年6区7位
 4区 今井 正人(順天堂大) 区間2位 4位通過
  出場9回目 14年4区2位、15年4区2位、16年5区2位
 5区 押川 裕貴(中京高) 区間2位 2位通過
  出場7回目 14年5区3位、15年5区6位、16年4区5位
 6区 奥野 翔弥(日本体育大) 区間23位 3位通過
  初出場
 7区 大津 顕杜(東洋大) 区間8位
  出場3回目 15年7区5位、16年1区10位

     新加入予定選手
   改木 悠真(鶴崎工業高)

  すっかり上位常連となりました。
  駅伝が本当に強いチームだと思います。

  今回は3区の坂本選手がポイントかなと思っていました。
  主要区間の4区5区は今井正、押川選手で 
  計算できますが、3区が苦戦傾向がありました。
  今回は、3年目の坂本選手が配置されたので、
  3区をどのぐらい走ってくれるのかなというところに、
  注目していました。

  1区は、今年度急成長した今井篤選手。
  九州予選では、やや失敗気味だったのですが、
  8秒差の9位と1区の仕事をしました。
  九州のチームの1区は高卒の若い選手が
  配置されています。
  MHPS目良選手、安川電機古賀選手、九電工東選手
  は高卒の選手でした。

  2区のズク選手も順位を一つ上げています。
  今年は区間二けたになりましたが、スピードが
  若干落ちてきているのかどうかが気になります。
 
  勝負だと思っていた3区は坂本選手。
  廣末選手が来るかなと思っていたのですが、
  坂本選手が起用されました。
  区間10位で順位も一つ下げただけなので、
  ある程度しっかり走ってくれたと思います。
  まだ若い選手なので、これから上積みも期待できそうですし、
  ある程度メドが立ったかなと思います。

  4区、5区はおなじみの駅伝に強い2人が
  区間2位で、またも好走します。
  今井正選手は、4年連続の区間2位。
  本当安定しています。
  
  押川選手も村山謙選手に食らいつき、
  良く走ってくれました。
  離されそうになりながら、粘って差を最小限に
  つなぎとめたと思います。
  「押川は道路では強い」という解説が印象に残っています。

  6区は、箱根で昨年2区を走った新人の
  奥野選手、すぐに市田宏選手に追いついて、
  勝負を掛けましたが、ハイペースで入ったこともあり
  区間23位と苦戦しました。
  市田宏選手を追った分もあり、区間順位に
  反映しました。

  アンカーの大津選手が、MHPS定方選手の
  追い上げをきっちり封じ、3位でゴールしました。

  毎年安定して上位に来ているトヨタ自動車九州。
  今井正、押川選手が元気なうちに一度優勝しておきたいです。
  3区の坂本選手がある程度好走してくれたので、
  3区をしのげるメドが立ったと思います。
  今井篤、廣末、坂本選手辺りが3区でもしっかり走れる
  候補だと思います。
  この3名が強くなれば優勝に近づきそうです。
  そうなると3名のうち誰かを6区に配置でき、
  穴のない布陣が組めます。
  今のニューイヤー駅伝は7名きっちりそろえないと
  勝ち切れない傾向があります。
  トヨタ自動車九州は、どうしても6番手、7番手で
  ちょっと見劣りして2位や3位という事が
  あるので、しっかり選手を揃えたいです。

  それと今井正選手に続く、マラソン選手の育成に
  期待したいです。
  これだけ駅伝で強い選手が多いので、
  マラソンでも走ってほしいです。 
  押川選手にはサブテン、大津選手もある程度
  いい記録を期待したいです。