リオ五輪 女子マラソン結果 | マラソン・駅伝備忘録

リオ五輪 女子マラソン結果

  リオ五輪 女子マラソン


 金 ジェミマ・スムゴング(ケニア) 2,24,04

 銀 ユニス・ジェプキルイキルワ(バーレーン) 2,24,13

 銅 マレ・ディババ(エチオピア) 2,24,30

 4位 ティルフィ・ツェガエ(エチオピア) 2,24,47

 5位 ボルハ・マズロナク(ベラルーシ) 2,24,48

 6位 シャレーン・フラナガン(アメリカ) 2,25,26

 7位 デシーレ・リンデン(アメリカ) 2,26,08

 8位 ローズ・チェリモ(バーレーン) 2,27,36


 14位 福士 加代子(ワコール) 2,29,53

 19位 田中 智美(第一生命) 2,31,12

 46位 伊藤  舞(大塚製薬) 2,37,37


  感想を一言でいうと、メダル争いに

  参加させてもらえなかったという第一印象でした。


  前評判で強いと言われていた

  選手が上位陣を独占しました。

  強くて速い選手が勝ったのかと。


  優勝したスムゴング選手ですが、専門家では、

  優勝候補に上げている人も多かったので、

  そのあたりでは想定内かなと思いました。


  日本のレースに多く出ているキルワ選手は、

  金メダルが見えていましたが、最後の最後で

  競り負けてしまいました。


  日本勢は、力を出し切れたのか、出し切れなかったのか。

  メダルは厳しかったかもしれませんが、

  似たようなタイムのアメリカ勢が入賞したり、

  メダル争いに後半まで絡んでいたので、

  上手くすれば、入賞はあったのではないかと思われます。


  前半で先頭集団から一回置かれたのが

  厳しかったです。


  10キロ過ぎの給水で、ペースが上がった

  ところで、一度集団からおかれてしまいました。

  位置取り等もあると思いますが、余裕度が高ければ

  すぐに反応できたかもしれないので、そのあたりで

  厳しさを感じました。


  その後、福士選手、田中選手はいったん追いつきましたが、

  田中選手は、すぐに集団から離れ、

  福士選手も20キロ過ぎで離れた後は、 

  厳しい走りとなりました。

  入賞狙いなら、10キロ過ぎの地点で

  先頭集団につかず、ペースを刻んで後半勝負

  もあったかもしれませんが、メダル狙いなら

  あそこで集団にいなければ、ノーチャンスなので

  集団に追いつこうとしたのは、当然の判断だったと

  思います。


  日差しがきつく、おそらく前半から1キロごとの

  スプリットはかなりばらつきがあったような気がします。

  現在の日本のマラソンでは、30キロぐらいまで

  PMがいて、一定のペースで刻んでくれるので、 

  前半を楽に走れるのだと思います。


  今回のリオ五輪では、給水ごとにペースアップ

  したり、また落としたりとタフな展開に

  なってしまいました。

  持ちタイムもかなりのタイムを持っていないと

  勝負できない厳しい展開だったと思います。


  モスクワ世界陸上では、銅と4位、北京世界陸上でも

  7位と悪くない流れで来ていたのですが、 

  リオ五輪では入賞0となっていまいました。

  世界陸上よりも、メンバーが揃っていた感じはしたので、 

  いやな予感はしたのですが。

   

  男子マラソンでも、前半からタフな展開に

  なるかもしれませんが、なんとか粘ってほしいです。


  伊藤選手は、力を出し切れなかった印象です。