住宅ローン金利について。いろいろ | 見た目部長のお金の不安は簡単に減らせる^^

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2018年3月に11年勤めた大手企業を卒業。
商品ではなく、考え方を中心に将来とお金に対してどのように考えればいいのかをお伝えしていきます。

どうも魚屋兼ファイナンシャルプランナー兼投資家の森田です

 

少し前ですが日銀が金利の上限を上げます的な、よくわからないけど、それで住宅ローンの金利が上がってます?

と言った話がありました。

結論から言って、すでに住宅ローンを借りている人には現状は関係ありません。

 

今回の金利の上限引き上げで影響を受けるのはこれから住宅ローンを固定金利で借りる人だけです。

変動金利の方は今回の日銀の発表自体は影響がありません。

理由としては、今回見直しが起こったのは長期国債の利率です。

これが関係しているのは固定金利になります。

一方で多くの方が住宅ローンで借りている変動金利の場合は短期プライムレートと呼ばれるものを目安にしています。

この短期プライムレートが上昇した場合はすでに変動金利をかけている人もこれから変動金利を借りる人も影響が出てきますが

とりあえず今回は長期金利の話なので変動金利に直接の関係はありません。

*とは言え将来的に短期プライムレートが上昇することもあるので、変動金利の人も支払いが増える可能性があることは頭の中に入れて、その対策を少なからずしておくに限ります。

対策については今日のテーマからそれるので割愛します。

 

上記を少し補足します。

長期金利の上昇→固定金利の上昇

と言うことは、すでに固定金利で借りている人も金利が上昇して負担が増えるのではないかと思われた方もいるかもしれませんが

固定金利は契約当初の金利を決まった期間まで固定しているので、途中で世の中の金利が見直しになってもすでに借りている人の金利が上昇することはありません。

もしかしたら、その固定期間が比較的短めで更新するタイプの方もいるかもしれません。

そういった方は今後影響が出てくる可能性は十分にあります。

しかし、固定金利の王道?はフラット35などを代表とする30年や35年などが主流だと思われるため、そういった契約をすでに行っている人は全く関係ありません。

 

今後はどうなるのか。

これは誰にもわかりません。1つだけわかっていることは日本は低金利の時代が過去20年以上続き、これまでなかなか物価が上がらなかったけれど

2022年はコストだけの影響とは言え、物価が驚くほど上昇したということ。

それに伴ってかどうかは私にはわかりませんが、日銀は物価高を抑えるために長期金利の上限を上げてきました。

今後、物価が上昇し給料が上昇する局面に突入すると金利は上がっている可能性が高いと思われます。

しかし、その局面がいつ来るのか、本当に来るのか。これは誰にもわからないのです。

 

【住宅ローンについては、変動金利と固定金利の選択で補足】

これまでは結果的に20年以上低金利時代だったのでそれほど真剣に考えなくてもよかったかもしれません。

しかしこれからもしかしたら金利が上昇するかもしれないと、前以上に想定しておく必要があります。

その時には目先の金利の低さだけで単純に変動金利を選択するのではなく、固定金利での資金計画を考えることも必要になります。

そこで固定金利を試算してみたところ、月々の支払いが変動金利よりも高いため生活が回らなくなり

消去法で変動金利を選択せざるを得ないケースもあるでしょう。

ここで注意が必要なことは、変動金利や固定金利のどちらが良いとか悪いとか以前に

変動金利しか選択できない借入額は適当ではないということです。

それは収入に対して借入額が過大になっているため、

その状態で変動金利が持っている将来の金利上昇時に支払いが増えるリスクに対して

対応する力が極めて低い

→生活が困窮しやすい

状態にあります。

この状態は人生を歩いていく上ではリスクが高いので、これから住宅購入を検討する人は金額を考え直すことをおススメします。

すでにその状態で購入している人はどうやって収入を増やすかを考え、変動金利が持っているリスクに対してしっかりと対応していきましょう。

想定できるリスクはしっかりと準備をしていればほとんどのケースで回避できます。

まずは自分の状況を確認してリスクに備えてください。

 

【まとめ】

前半と後半で多少趣旨が異なることを書いてしまって失礼しました。

とりあえず、現状の住宅ローンの金利の話ではこれから固定金利でローンを検討する場合は今までよりも固定金利が上昇することが出てくるけど、すでに契約している人は関係ありません。

そこは不安にならずに生活を楽しんでいきましょう