石巻、陸前高田、大船渡にて | 富山よしのぶオフィシャルブログ

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昨夜から石巻に入る。

今日は陸前高田と大船渡を行ったり来たり。

東京から東北への往復は今回で235回目。 去年維新塾塾生として難波で東北の復興を訴える演説をした時が135回の往復だったので、ちょうど100回追加か。

とんでもないな。 アホやな。

もはやもう今支援とかではなく、新規開拓と新たなエネルギーが必要。

復興っちゅうのはどうも定義がよくわからん。 復興と言うと、固定概念で「もとに戻す」というイメージが先行するのか、道路や土地のかさ上げや修復作業がメインになってしまう。

今回21世紀型のコンセプトでやってみないかと思う。

創造!開拓!チャレンジ!

「まだ元にも戻っていないから」というのも十二分にわかる。 わかりすぎるほどわかる。 なんせ235回行ってますから。

でも、今という概念だけでなく、「復興には時間がかかる」と言う人が多いのであれば、次の世代、そして子供たちの未来も想定した「新しい価値の創造」の場にしないといけない。

今の日本は閉塞的。 せっかく助かった命を笑顔にすること、そしてそれと「ワクワク」するものを生み出していかないと、人口流出ハンパない。 過疎に拍車がかかり、産業再生も立地的にもアクセス的にも厳しい沿岸部が被災しているので、産業基盤に力がない。

自立を促したいところだが、平均年齢や、産学連携環境を考えると、外からの血は必要不可欠。

でも外からの血には何のインセンティブもないので、来やしない。 工事関係は来るけど。

それじゃ、一時的すぎる。

モザイク的な産業を散りばめる、ちらしずしでないと。

よそ者の目で見て、被災地沿岸部の魅力は、海産物、温泉、スローライフ、自然、低コストな生活かな。 

一番合っているのは、独立起業じゃないの?

日本中の若者の「アントレプレナー」支援政策やりゃ、おもろい奴ら結構来るで。

そこで、課題になるのは、地元の排他的な環境でなく、できる限りの異文化大歓迎政策をやらないと。 数多くの「よそ者」が追い出されている事例も本当多く聞く。 

僕も追い出されそうになったし。 体験してるからよくわかる。

利他の精神で支援やると「なんか魂胆あるんじゃないかな?」って勘ぐられる。 そして、ないことないこと噂する。 そんなくだらんことやってる暇あったら、ちゃんと新しい価値生み出して、世界に出ていく覚悟決めて将来の子供たちに軌跡見したれぃ!!

地元とよそ者の融合と化学反応。 これは大きな新しい価値を生み出すはず。

この土壌整備に動くのが行政であってほしいものだ。

ま、動かない部分も沢山あるが、民間の力がいつの世も時代を作る。

おもろい街、世界に名だたる街づくり。

それはおもろい人が作るんじゃ。

300回往復する前にその気運つくりましょうぞ。

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