震災から2年1ヶ月が過ぎ | 富山よしのぶオフィシャルブログ

富山よしのぶオフィシャルブログ

富山よしのぶオフィシャルブログ

今日は朝から板橋駅前で演説会。

東京都議会議員のくりした善行さんと共同で演説会を行った。

着実かつ堅実な姿勢を勉強させられる。

僕はやっぱりかなりのおっちょこちょいや。

演説会途中、後輩芸人や知人と会った。

どうやら板橋駅近辺に住んでいるらしい。

なかなか嬉しいもんだ。

演説会を終え、三重県亀山へ。

亀山で友人が市会議員を紹介してくれた。

共に日本の膿を出して変えて行かないといけないという思いは同じだ。

一概には言えないが、三重県は関西と言うよりかは東海地域だ。

落ち着いてる場所だなぁという感覚。

少しでも動けたらなぁ。

亀山から津に移動し近鉄に乗って実家のある大阪へ。
おかんといつものようにそばを食べた。

すぐさま本町へ。

今日は4月11日。

震災から2年と1ヶ月。

ハードロックカフェで、3月に講演に行った神戸ラブフェスの主催者が復興カフェイベントを主催していたので参加した。

僭越ながら少し皆さんの前で復興の現状をお話させて頂いた。

まだまだまだまだであるとお伝えした。

中でも神戸長田から来られていた方の話が胸に突き刺さった。

「復興はしていると報道がある度に心の傷が深まる。今でも何故生きているんだろう。死んだ方が良かったかもしれないと思う日々だ。」とおっしゃっていた。
でもみんなに伝えたいメッセージが2つあったんじゃないかな。

「皆さんの支援のお陰さまで前を向けるきっかけを頂く」

ということと、

「形あるもの必ず壊れる。無からの有の大事さ。」

無からの有は、形や物質よりも、無くして初めて気付く人との繋がりとご縁の大切さ。

全てを無くしても、人との繋がりとご縁さえあれば立ち直れる。

人生で一番大事なものは形ではないこと。

目に見えない大事なものが最も人生にかけがえのないものだということ。

これをみんなに伝えたかったんだと思う。

そう。

要はお金で買える形の物質的なものよりも、金で買えない宝、すなわち絆や心が全てを超越するわけで。

我が家の家訓と同じだ。

「ボロは着てても心は錦。金で買えない宝あり。」

東日本大震災から2年と1ヶ月。

復興どころではない。

経済再生、生活環境、心の傷など目に見えない一番大事なものが取り残されたままだ。

国の予算や行政機構は目に見えないものには着手していない。

我が国日本の危機的状況だ。

目に見えない一番大事なものをずっと大事にしてきた日本。

今や目に見えないものに気付かず、目に見えるものだけを追っかける。

だからだ。

だから復興はしないし、だから日本は金はあっても生活が貧弱で心が貧しいんだ。

政治も変えなあかんけど、日本の百年の計、教育を変えないとこの国は滅びゆくことさえ気づかないかもしれない。

震災から2年1ヶ月が経って。

日本人への警鐘がここにある。