被災地から東京に戻って | 富山よしのぶオフィシャルブログ

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東京に朝方到着。



仮眠を取ってそのまま渋谷へ。



ヒカリエの11階カフェに行った。



ヒカリエ。



聞いたことはあったが初めて行った。 もやは東京に住んでる感覚もない。



めっちゃ広い空間。



そこでカザフスタン共和国との貿易の話。



久々に貿易。



そ。 僕はそもそも貿易商。



カザフスタンの経済発展と日本を繋ぐお話だったが、僕がエネルギー出してできることはなんだろうと話しながら考えていた。



そっか。 東北の農家の人たちで再起をあきらめた人たちをカザフスタンの農業発展のために技術教育をするのはどうかと提案した。



カザフスタンではまだまだ農業は荒い。



日本の鍛錬された農業知識と技術をカザフスタンの発展に使える。



その収穫物も含め、日本との連携は何かできないだろうかという話になった。



最たる目的は東北の農家を諦めた方々に再度国際的にお役に立っていただくこと。



しかし、ビジネスになると最終的にはエンドユーザーであるお客様をいかに喜ばせるか。



カザフスタン共和国と日本の連携でウィンウィンな関係を構築できないかなぁと。



ちょっと色々とあたってみることで話を終えた。



カザフスタンは天然資源が豊富すぎて、レアアースなどの本当にすごい資源が眠っている。



東北との架け橋に何とかならないかな。



その後、衆議院議員会館へ。



国家ビジョン研究会が主催する外交安全保障のシンポジウム「中国に如何に向き合うか」~日米中の3国関係の視点から~に参加。



外務大臣が来る予定が急きょ予定で来れなくなり、外務大臣政務官、自民党政務調査会長、民主党前外務次官、みんなの党代表が来て色々話をしていった。



正直、政治家の話はみな面白くなかった。 深くもなく、当たり障り無さ過ぎ。



紙だけ読んでたのは正直面白くないわな。 国会答弁でも読む人と話す人は全然差が出るし。



代議士、弁士のはずがプレゼンテーションできないのは課題だな。



でも、このようなビッグネームがあるから人が来る。



ま、これが世の中だ。



良かったのはパネルディスカッション。



本当おもしろかった。



森本敏前防衛大臣、加地立命館大学教授、村田元駐スイス大使、黄拓殖大学客員教授、ペマ桐蔭横浜大学教授がクロストーク。



対中国への外交・安全保障政策は、究極には力と力の均衡が必要である。



攻められると反撃が大変やで~っとビビらせることが必要。



強い奴にはかかってこないのが世界情勢。 仕返しが怖いからだ。



中国の軍事力に対して何か行動を起こさせないようにする「抑止力」が必要になる。



要は「日本攻めてきたら仕返しマジきついで!」と予めわからせておかなければならない。



中国は核を持っている。



日本は持っていないし、持たない主義。



国防の観点では抑止力はない。



だから日米同盟なのだ。



しかし、アメリカはアメリカで独立国家であり、もちろんアメリカ独自の国益で動く。



アメリカの国益追求に向かうエネルギーをうまく利用しながら日本の国防に役立てなければならないのが日本の現実的アプローチ。



アメリカと核の共同開発あるいは核シェアリングのコンセプトを用いて、日本が核開発技術があり、有事の時には報復措置として核の攻撃もありまっせということが中国側に理解してもらっていれば核抑止力は成功するわけで。



基本、この辺の話はずっと戦後日本のアレルギーでタブー視されてきているが、日本の安全を守るためには、本当に細部に渡ってシナリオを考え、核共同開発や核シェアリングの選択肢を合法的に且つ国際的協調路線の上で推し進めなければならない。



そのことが、やっぱりそうなんだということが今日鮮明に理解できたのは収穫だった。



日本の国際関係感覚は世界のそれとは全く異なる。



基本、世界の政治では力、すなわち軍事力がモノを言う。 そういう世界だ。



おもしろい理論も出た。 加地教授なんかは世界の小麦を買い占めて中国の小麦輸入価格を引き上げることをすれば中国の軍事費は自ずと下げなければならないという理屈。



あと、中国の国内崩壊を待って、習近平に日本に「金貸してくれ」と言わせる作戦。



金貸して欲しかったら靖国神社参拝させてからということで、それをやってもらっていっけん落着。



ちょっと感情的な理論だが。



質疑応答コーナーで質問をさせていただき、とても勉強になった。



その後、北区滝野川で薬膳会に参加。 薬学博士もいて、放射能に詳しい方もいて、体を健康に保つには本当自然の治癒力、すなわち免疫力を高めることが一番大事であることがひしひしと伝わってきた。



西洋医学が携わらない予防医学と免疫学。



最近の西洋医学はやってるかぁ。 日本の西洋医学がやってないなぁ、あまり。



福島原発事故による放射能からの健康被害の状況も説明された。



因果関係はいつまでたっても証明されるかどうかはいろんな力が働いてできないだろうが、現実問題被害はあるのは数字でわかる。



通常、日本、欧米とも小児甲状腺がんの発症率は人口10万人あたり約0.2人とされている。 100万人に2人の勘定だ。 (小児甲状腺癌の確率)



確率で言うと0.0002パーセントとなる。



ところが、日本の統計によると福島県のB判定では0.6%。 異常な数値だ。



この時点でもろに影響があるのは統計学的にも明白だ。






調べてみると38114人中10人が甲状腺癌あるいは悪性腫瘍と結果づけられている。





0.026%が甲状腺癌の確率になる。
しかし、日本の環境省がこれは福島だけの問題ではない!と言いたかったのだろう。

福島以外の放射能の被害がないであろう地域である青森、山梨、長崎を対象に調べたところ、B判定で1パーセントという数字が出た。






確率論で言うとB判定の23分の1が甲状腺癌と判断される可能性があることから、全国でも0.043%の甲状腺癌の確率が潜む結果になったことを明白に示した。
環境省はこう結論付けた。

「B判定に関しては、日本全国の方が福島より高い数値だから福島の人たちの健康被害は原発で影響を受けた甲状腺がんではない」ってね。

んんんんんんん???????

多分、そう結論づけたかったのだろうが。

違う、明らかに日本全土(北海道や沖縄除く)で線量が上がり、健康被害のリスクが0.0002%から0.043%までに上がったということなのだよ~!!

215倍のリスクアップ!!!

日本全体がということだ。

環境省は福島が健康被害のリスクにさらされているのではなく、全国でも変わらない数値なので、原発と健康被害は関係ないよと言いたかったのだろうが、数値を公表することで日本全国が大変だということが判明。

健康被害のリスクが215倍も高くなっていることが露呈されてしまったという結末。

かんがえさせられまっせ。

マジで。

誰か解決に向けて着手しているだろうか?

いえ、誰もいないんです。 この国には。

原発保有をすることは、国防の観点から、核開発技術保有国家として対中国や近隣諸国に対して抑止力を持てると考えているからというのが本当の本音。

そもそも国策やねん。

この議論しっかりせなね。

持論だが、基本健康被害のリスクにさらされてまで国防国防言うても意味ないで。

外国に攻められる前に、自国で自らの命の危険さらしてまっせってことですわ。

管理能力は今の日本にはない。

対中外交に特化する方がまだ事件は避けられる。 そのためのアメリカ。

命優先で行こう!命優先で。

わけわからんアカデミックな話をされるから人はわからんようになる。

シンプルで行こう!

と今日は切実に思った。



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