頭の中 | 富山よしのぶオフィシャルブログ

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東日本大震災があり、無我夢中で東北復興のために奔走してきた1年8ヶ月。

生きるということ、この世を去るということ、死生観が深くしみこんだ気がする。

この世に生を受けるは事を成すにあり。

世の中のお役に立つ、与えられた使命を全うするのが人として生まれた役割なのかもしれない。

そう思い、被災地復旧・復興のために物資支援から、ボランティア派遣、お笑い慰問活動、医療機関再生、被災者の健康を守るための医療介護再生、復興特区の提言、首相官邸での政策提言、薬局開設、復興特区を活用した訪問リハビリ事業の開始まで、様々な活動を行ってきた。

まだまだ、コミュニティー再生を意識した集合住宅、自然の森防潮堤の建設、医療・介護・看護を特区としての産業再生、航空宇宙産業を東北に置き、ものづくり中小企業の育成、農林水産業の六次産業化を目指した一次産業の強化、世界遺産を目指した町作りなどなど。

新しい発想で東北の復興はまだまだできると信じている。

が、どうにもならない現状がある。

前から強く指摘しているが、この一番世の中で大事な命が関わる東日本大震災の
復興予算は有意義に被災地に使われていないというのが実態だ。

民間やNPOやボランティアでできることはやはり限られている。

町の再建には国や行政のあり方が最終的には問われるからだ。

どうしたらいいのか?

ただ単にできることをできる範囲でやったらいいのか?

それは自己満足ではないのか?

自問自答して答えがわかった。

やっぱり国を変えなあかんのですわ。

東北の復興というのは日本だけでなく、世界中が「何とかしたい」と思い、心を
寄せてくれている。

なのにも関わらず、現状の復興プランはビジョンもなく、予算は省益に横取りされ、民主・自民・公明の三党で黙認して19兆円の復興予算を復興に関連しないところに使用し、その予算のつけを国民に向こう25年間所得税2.1%という形で負担させている。

あるまじき、盗人猛々しい行為だ。

世界の笑いものだ。

これじゃ復興しないのだ。

日本もいつまでたっても景気も良くならない。

国が富の分配をする機能を置き去りにして、負の分配、すなわち広く浅く頑張っている人達を搾取しとるんやな。 一部のほくそ笑んどる奴らマジ考えられへん。

やらなあきまへん。 変えなあきまへん。

今日本全体が何をするべきか。

1.官僚主導で中央集権を本気で変えなあかん。 どんな政策も予算付けたらしらん間にわけわからん所に流れて実行できない。 どんな良い政策も消え去る。
省益という名の基に。 中央官僚は優秀だ。 ただ、間違った方向に事が進んでいたとしても自身で何が問題かわからんようになっとる。 組織が巨大で指示 命令を遵守するだけの仕事になっているからだ。 もっと簡素化するためには、地方に権限と責任を持たせ、地場のことは一番わかっている地場の人達で考えて 何事も実行していくようにすることだ。

何度も言うが、いかなる政策も、どんな良い策も予算も実行できなければ意味がない。

今の体制では実行ができない。 だから中央集権と官僚主導を打破せな始まらないのだ。

2.復興をちゃんとすること。 これは2011年の最優先課題だったはずだ。 ずっと棚上げ。 東北が復興できないのに、日本の再生なんて話する政 治家は嘘つきだ。 日本は沈没しているが、東北は壊滅的打撃を受けている。 先ず、東北復興させて日本全体の復興のモデルを示さないとどうすんねん。

3.原発はあきまへん。 テレビやニュースで議題にならなくて本当に情けないのだが、人間が核を扱うのは現段階の人間の力量では不十分きわまりないのだ。
「できるできる」言うてる奴は基本嘘つきだ。

原発の話になるとすぐエネルギー政策の話にすり替わるが、原発とは、人間が扱えない魔物を生み出し、地球全体に死の恐怖を半永久的にもたらすものだ。

安全性の確保なんて現段階での地球上の科学では担保できやしない。

それをエネルギーに使うなんてもっての他なのである。 あきまへんのや。 あかんものはあかんねん。

しかも、使用済み核燃料の処理をどうするか、今の人間の叡智を結集したところで無理やねん。

処理でけへんねん。 もうこれ以上貯蔵するところもないねん。

倫理と道徳が優先すべきや。 エネルギーとか経済とか言うけどちゃうちゃう。 命が優先されるべき。

せやからもうあかん。 原発を2030年代までにやめる言うてる民主党はなんで大間の原発を新たに建設しとんねんやろ。

あかんものはあかん。

ほなエネルギーどないすんねん?とか言う議論になるんやけど、それもちゃうねんな。 先ずは命の安全の保障の問題で、エネルギーの問題はそれとは別や。

原発の議論は倫理の問題が優先する。

あかんねんから、違うもんでエネルギー考えるだけや。

原発は安くないねんで。 言うとくけど。 国が使用済み核燃料の廃棄とかの費用負担してるから原発エネルギーの製造原価だけで安い安い言いよるけど、全部の後処理の費用まで民間負担させたら原発やる電力会社なんてないで。

自然淘汰やわ。

結局、国の税金横流ししてホクホクしとる原子力ムラの人達がおるから日本全体が危険にさらされることになるねん。

だからあかんねん。

代替エネルギーは前から言うてるけど、メタンガスハイドレード。 日本近海に眠る資源。 向こう百年は日本のエネルギーが持つし、海外からエネルギー輸入しなくてすむなら、うまくいったら日本の借金全部返せるようになるで。

日本の救国策。

やったらできる。 無理とか言う人達おるけど、原発の使用済み核燃料の処理技術磨くより現実的やわ。 できるし。 できる技術あるし。

4.デフレ脱却するための全ての措置をとること

1)デフレ脱却のための量的緩和は必須だが、単に量的緩和をしても銀行に資金が歩留まりになって市中に流れない。 しっかりとしたガイダンスを行 い、特に中小企業の投資や融資が円滑にいく措置を執る必要がある。 小渕内閣時代の中小企業活性化緊急支援制度は非常に参考にすべきだ。

2)新規ビジネスを興しやすい金融環境を作るべきで、ベンチャー支援制度を金融資本だけでなく人的資本のコーディネートも含め行うべきである。

3)民主党が掲げた「税と社会保障の一体改革」は愚の骨頂だ。 これは前にもこの部分だけ取り上げて書き記しているが、消費税は一定収入であり、増え続ける社会保障費の足しにならんのやなこれ。

社会保障は社会保障で改革せなあかんのや。 民主党はあんまりわかってないから社会保障の改革の一つとして後発医薬品の促進などかまして、安価やけど多少リスクの伴う薬の販売促進して国の負担を減らそうとしているが、そこちゃうねん。

年金のそもそもの人口に見合った体制作り、健康保険や介護保険は「予防」の観点を導入して、自主的な健康維持を促進したり、生活保護受給基準の徹底的な見直しをやれば新しい社会保障の体制は作れる。

フェアであればえーやろ。 これ以上、現状維持しとったら僕らの子供や孫の世代に顔向けできひんで。

自民党の数あるうちの一つの大罪。 少子高齢化社会の到来に社会システムを順応させてこなかったから国が借金まみれで負の分配型政治になっとるんや。

これは徹底的にメス入れなあきまへん。

5.国際的な日本を作り上げる

日本はグローバル社会の中で動いている。 避けられない。 もう開国しとんねん。

鎖国はできない。

TPPは当然交渉は参加すべし。 国際舞台で堂々とアメリカや中国相手に我が国の国益を守り、国と国との相乗効果を上げるための交渉をしたらえーねん。

アメリカも中国もしたたかだが、明快なお国柄だ。

話し合えば必ず接点は見いだせる。

要は、TPPの議論もそうだが、島国の均一的な価値観でテレビやニュースが流れる日本があかんのちゃうかな。

国際人がおらんのですわ。 国際感覚を持った人材の育成。

鍵やね。

大学在学中に全員留学義務づけぐらいやらな国際的には勝てないっすわ。

ま、希望者のみでえーか。

6.普通の国日本を作る。

国際交渉、すなわち外交で必要になるのが持っているカードの数と質。

日本はとてつもなく不利な状況だ。

安全保障の上で、自国を自国で守れない。 世界のルールではスタート地点で不利過ぎる。

これをカバーするには自立できる国家を目指し、尚かつ憲法を維持しながら好カードをきるには強い経済力を世界に対して見せつけとかんといかん。

今両方ない。

両方やらなあかん。

7.教育改革

あまりにも自分のことだけを考える人達が国のトップや経営者に増えたのが亡国の始まりだ。

これは私利私欲ばかりのことで国や企業運営しとる。

浅はかなんやな。

先ず政治家や公務員は公僕である。 公のために尽くす仕事で聖職なのである。
保身や私利私欲を捨てきり、公に尽くす仕事であることを常日頃習慣づけることが求められる。

企業経営は日本独自の成功モデルがあるやん。

人々により良い商品とサービスを適正な価格で提供すると必要とされる企業になる。

雇用を促進し言わば家族を増やして行くのが企業経営なんや。

目先の利益利益になっとるから空洞化すんねん。

長期的なビジョンと確固たる舵取り。

それが経営ちゃうんかな。
日本が大事なものを無くしつつある。

要は徳育だ。 道徳教育はこの国になくなった。

本来教育は、幼少の時から家庭、学校、地域の三位一体で行わなければならないが、全て無関心で自分のことばかり。

この社会を思いやりといたわりの社会に戻すには30年~50年かかる。

戦後レジームの教育体制で表面的な個人主義がはびこった。

我が儘はいかん。

このやり直しを徹底させることが必要。

また、貧富の差によって教育環境に差が出るのもあきまへん。

基本、高校までは誰でも優れた教育を、本人が頑張れば受けられる制度を作る必要がある。

保育園や幼稚園の待機児童なんてもっての他やで。

ここの社会資本は投資すべきであり、環境整備を徹底すべきだ。
当たり前のことを書き記しているが、これら上記全てを実行していきたいと思う。

生きてる間に。

これが僕の生まれてきた使命だと思う。

最終的には日本良くして世界に貢献する国として君臨せな世界はボロボロやで。
世界再建は日本しかできんやろ。

こんなけ利他的な国はない。

東日本大震災が発生して、支援活動に入った時、放射性物質の飛散状況がわからないまま、自分は被曝しても良いと腹を決めて発災後すぐに被災地に入ったのを覚えている。

その腹の決め方以上に今腹決めてまっせ。

一人じゃできまへん。

たくさんの方々と力を合わせていきたいと思う。

昨日からリサーチと資料作成でかなり頭が真剣モード。

おもんないブログだ。

真面目すぎ!

でも面白い世の中にせなあかんので違う形で尽力するのもまたおもろいかな。

話はおもんないけど。

今日は大阪に行くことになった。

親父の墓参りしとこ。

4回忌やな。