私が2003年〜2013年まで所有していた1972年式TE27レビン・・・先日片づけをして
いると、そのTE27の懐かしい写真が出て来ました。
なので、今日はそのTE27のエンジンルームを中心に画像を添付してみたいと
思います。
TE27に搭載されているエンジンは、昭和の名機2TGエンジンです。
そもそも2TGエンジンとはトヨタのT型エンジン(排気量1400cc)を1600cc
にボアアップした2T型をベースにヤマハがDOHC化し、それにミクニ製の
ソレックスキャブを2連装したエンジンなのです。
このエンジンは有鉛ガソリン仕様で、レギュラーガソリン仕様の2TGRという
エンジンも存在していました。
搭載されていた車種はTA22セリカを皮切りに、カリーナ1600GT、それから
レビン、トレノだったと思います。
生産は1975年11月で終了し、その後はEFI仕様の2TGEUに引き継がれました。
1975年当時の私は、免許を持てる年齢ではなかったのですが、とにかく
この2TGエンジンに憧れていて、免許を取ってお金が貯まったら、この
エンジンの車に乗りたいと夢見ていたものです。
そして、19歳の頃、お金を貯めてではなく、親に借金をして、念願の1975年式
セリカ1600GTを手に入れたのです(^^;
その時は嬉しくて走り回っていて、楽しい思い出が多いのですが、残念ながら
写真を撮るという発想がなく、なので画像が残っていません・・・
ソレックスの吸気音と高回転域の伸びが素晴らしく、いまだにその当時の
エンジン音が耳に残っていたりします(;´∀`)
その後、いろんな車に乗り継ぎましたが、あの荒々しい2TGエンジンが忘れられ
なくて、そして、年を重ねて、TE27レビンを購入したわけです。
これは昭和30年代生まれの、車好き親父によくあるパターンだと思われます
(;'∀')
2003年6月に撮影した画像です。
購入した直後でしょうか。
エアファンネル仕様で吸気音が勇ましく、ラジエターもノーマルでした。
そして、バッテリーもトランクに設置されていました。
とにかく、バッテリーが弱々しく、エンジンのかかりが悪かった記憶があります。
それから、2000ccにボアアップしたエンジンの影響で、水温が上がりやすく、
渋滞にはまるとひやひやしたものです(゚Д゚
これは当時住んでいた、マンションの駐車場で撮影しています。
そして、購入当時は、少しヤンチャ仕様で、タイヤが張り出しています・・・
ここは雨ざらしなので、別に屋内駐車場を借りていました。
後ろに写っているのは妻のホンダライフ・・・
懐かしいですね。
このライフ、オイル交換をさぼりまくって壊れてしまいました(;'∀')
これは2004年6月の画像です。
購入して1年が経った頃ですね。
フロントショック交換、ヘッドのオーバーホールなどを経て、それから燃料ホース
からガソリンが漏れだしたので、ホース交換などしてます。
それから、セルモーターをリダクションセルに交換して、バッテリーを
フロントに移設することで、少し始動性が良くなりました。
これは2005年5月の画像です。
ラジエターを大容量の物に交換し、サーモスタッド、リザーブタンクの加工
などやってようやく水温対策が完了した頃です。
それから後輪ショックを交換し、タイヤとホイールも交換してます。
これは2005年10月の画像です。
元々このエンジンにはウェーバー45パイのキャブが付いていたのですが、それを
新しい物に交換し、エンジンをフルオーバーホールしました。
ピストンも亀有製の物に交換しています。
それからカムもかなり高回転型の物が入っていたので、これを低回転から
トルクが出るカムに交換して、かなり走りやすいエンジンになっています。
そして2013年売却時の画像です。
点火系をやり直したり、冷却系を再度手直ししたりしています。
その結果、湯水のようにお金を使った2TGエンジンが出上がってます。
コンプリート(;'∀')
巻き戻し式のシートベルトに改造して、普段使いもこなせる車になっています。
ほんと刺激的で、良い車でした・・・