この焼き方の方が断然うまい | 吉野敬介オフィシャルブログ「俺にまかせろ!」Powered by Ameba

この焼き方の方が断然うまい

今日は熟成アメリカカンビーフ。デパートの外商の方が、うちに届けるものがあるのでついでにお願いしました。前にも書きましたが、もうこの歳になると和牛A5ランクの霜降り牛は体があまり受け付けないんですよ。




で、このアメリカン牛300グラムステーキの焼き方なんですが、8月中旬に電話して聞いたとある料理人の方は、「焼く前に冷蔵庫から30分ぐらい室温に戻して、そのあとブスブスお肉をフォークで刺して、塩コショウを。




次にフライパンを熱々にして強火で1分30秒づつ両面を。そのあと弱火で1分づつ両面を。最後に火を止めて少し置いて」と言われました。その通りに焼いてみたらめちゃくちゃ美味かったです。




ただ今日は焼き方を変えてみました(いろいろ試してみないと(笑))。まず焼く前に冷蔵庫から出して30分ぐらい室温に戻す。これはそのままです。ただフォークでブスブスと肉は刺さずに両面に塩コショウを。




で、塩コショウをする前にフライパンを熱々にして煙が出るくらい熱々になったら、中火に(ちょっと弱火ぐらいに)してそのまま置いておいて、お肉に塩コショウをします。肉を軽く押さえて(塩コショウをお肉にしみこませます)。で、それから中火というか弱火で焼きはじめました。かなり何度も何度もお肉をひっくり返しまして焼きました。



で、ラストは強火で少し焦げ目をつけて。そのあと、銀紙を引いて軽く閉じ込める感じで5分くらい置きました。あとは余熱に任せて(笑)




出来上がったのが下のステーキです。これ半端じゃなく美味しいです。この前よりも味がぎっしりと染み込んで、また柔らかくてジューシーです。

今、食べ終わったので料理人に電話して今日の焼き方を言ったら、


「先生、それはその方が断然美味いですよ」


「えー、じゃあ初めから教えろよ」


「いやまあ、めんどくさいし、教えてもみんなその通りに焼かないから、簡単に美味しい焼き方を教えたんですよ」


って言われてしまいました。その料理人の名前、この間、ブログに出さなくてよかったです(笑)。近日中にポークステーキもこのやり方で作ってみたいと思います。