豆知識パート? | 吉野敬介オフィシャルブログ「俺にまかせろ!」Powered by Ameba

豆知識パート?

入試に超頻出な『徒然草』(「つれづれぐさ」は国公立文系・私立文系は漢字で書けるように。たまに書けと出るぞ)。
作者は言わずと知れた「吉田兼好(よしだけんこう)」だが、本当は「ト部兼好(うらべかねよし)」の方が正しい。
出家して法名を「けんこう」と名乗りました。
もっと言えば『徒然草』を書いたときは48~49歳で、すでに出家していた(30歳前後で出家した)んで姓(名字)はない。単なる「ケンコ-」です。
代々「ト部」家だった。室町時代になり「吉田」と名乗るようになが、彼は生きている間に「お~い吉田」って言われたことは一度もなかったと思われる。
小林秀雄はモンテーニュ以上のことを成し遂げた最高の随筆家である。同じ随筆家でも『方丈記(ほうじょうき)』の作者「鴨長明(かものちょうめい)」なんて比べ物にならないと兼好法師を絶賛しています。