今日,ちょっと仕事の息抜きで,ファーストシーズンの1話をみてみました。
確かに面白い!
そして,アメリカの方がずっと学歴社会やなと思いました。
アメリカの大手事務所は,ハーバード卒しか雇わない(笑)
大昔,スコット・タローの「ハーヴァード・ロー・スクール」という半自叙伝的小説を読んで,アメリカではハーバードを出てないと大手に就職もできないんだと思ったのですが,そこからあまり変わってないのかもです。
ただ,この小説を読んだとき,アメリカの学歴重視の傾向の善し悪しはさておけば,ハーバードのロースクールの教育方針にはちょっと憧憬を覚えました。
めちゃくちゃハードなんだけど,しっかり考えさせるような教育がなされている感じで。
確か,試験中に外に出られて,図書館で調べたりしてよいとうような話もあったような記憶ですが,それは結構衝撃でした。
日本でのテストは,今頭に覚えている情報で勝負しなさいという感じなので。
異論もあると思いますし,私が記憶力が極めて貧弱ということもあるかもなのですが,教育として,単に覚えさせて,それをテストするってことにどれだけ意味があるんだろうかと思います。
例えば,司法試験でも,時々マイナーな論点が出ることがあって,司法試験に全てをつぎ込んで長時間勉強している人は知っているかもしれないけれど,大抵の人は知らない。
知っていたか知らなかったかで差がつく。
一生懸命長時間勉強することが悪いとは言わないんですが,実務的な意味で弁護士として能力が高い人をそれで選出できるだろうかと・・・
今や情報なんて,覚えてなくても,IT等で一瞬にして検索できますしね。
さらに,これからAIの時代。
たくさんの情報から適切な解を探すということだけであれば,もうAIで十分ということになりそうです。
覚えさせる時間があったら,考えさせるべきで,また,勉強っていうのは時間が長ければよいというものではないと思います。
もちろん,たんにゆとりの時間をふやせばよいというものでもありませんが・・・
現状としては,大学受験にせよ,司法試験にせよ,暗記的要素の問題は少なくない。
だから,覚えさせる時間もどうしても必要になってしまうんです。
そこを変えなければと。
鎌倉幕府成立の年を,1192だったらまる,1193だったらばつとして選考することに意味はないと思います。
最近は,鎌倉幕府成立の年が1192年じゃないという話にもなってますしね(笑)
ただ,1193と書いてそれがポイントで落ちた人がいたとして,今から訴えたとしても,ちょっと難しい場合が多そうですが(汗)
極論かもですが,九九とかも別に覚えなくていいんじゃないかと。
これまで当然のようにならってきたさざんがきゅうという決まり文句をあえて覚えさせず,3列3行が9になってるイメージを頭に思い浮かべられるように教えた方がいいんじゃないかと。
九九の決まり文句でショートカットするのもいいんですが,それも理解した後の方がいいんじゃないかと。
一方で,円周率は,3より3.14の方が複雑になって,頭使うので,後者の方がよいかと思います。
まあ,こんなことをいうのは,記憶力が弱い人間のルサンチマンかもですが(笑)
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