仕事がたまってるのであまり大きい声ではいえない(笑)
さて,初めて会った人に弁護士だと知られると,大抵,専門は何ですか?と聞かれます。
で,答えは,何でもやってます,と(笑)
ただ,感覚的なところで,離婚事件のパーセンテージが多分一番高いかもという話はしてました。
実際,今どうなんだろうと思って,現時点での案件を確認してみたら,確かに離婚事件のパーセンテージが一番高かったです。
もっとも,それでも10数パーセント。
ほんとばらけてます。
別の観点ですが,ここ最近の自分の受任事件の傾向としては,相手がいわゆる渉外事務所が多いなあと。
渉外事務所って,一般の方にはあまり馴染みがない言葉だと思いますが,渉外というのはざっくりいうと国際くらいの意味合いで,企業法務を中心に扱う規模の大きい(ことが多い)事務所で,いわゆる4大法律事務所などがその代表。
私は,元々弁護士になろうと思ってなったわけではないせいか,業界事情には疎く,4大ってどこだったっけ?くらいな感じですが,こういう事務所はあまり争訟案件はやっていないイメージで,ちょっと意外です。
こういった事務所の特徴は,裁判でも交渉でも必ず弁護士複数(時々超多数)で現れます。
人数ごとのタイムチャージの契約になってるのかな?
あっ,もちろん,ディスってるわけではないです(汗)
むしろ,普段からそんなに訴訟をしているイメージはないのに,駄目駄目という率は低い印象です。
まあ,それだけ一般に駄目駄目な人が多いからかも・・・
かつて弁護士になってまず思ったのが,なぜこの業界はこんなレベルが低いのかと。
下世話な話ですが,国家試験の最難関といわれた合格率3パーセントの試験をくぐり抜け,一般には高学歴と言われる東大や早慶を卒業した人が,こんな稚拙な文章を書くとはと・・・
おそらく,大学受験や司法試験で燃え尽きて,仕事に対してそこまでの情熱がないんじゃないかと(私みたいに弁護士になるまで何にも燃えたことがなかったというのもどうかと思いますがw)
とはいえ,率直に言って,弁護士の腕で判決になった場合の結論が変わる案件と変わらない案件では,圧倒的に後者が多い。
ほとんどの案件では弁護士の選択で判決は変わらないのです。
それゆえ,駄目駄目な人に頼んでも,標準的な弁護士に頼んでいた場合と結論が違うということはは少ないと思います。
だから,駄目駄目弁護士が淘汰されないわけです。
このあたり商売上手な人ほどたちが悪い。
問題なのは,ほとんどケースでは問題なくても,駄目な人がやることによって,依頼者を不幸にするケースが一定数確実に存在すること。
また,訴訟は和解で終わるケースが多いのですが,和解になるとネゴシエーション能力による差はそれなり出てくるかと思います。
そうするとやっぱり弁護士選びって大事じゃないかなと思います。
ただ,それは渉外事務所だからいいということではありません。
渉外よりも吉成に・・・とはいいません(笑)
というか,さすがに今は忙しすぎて,いずれにしても,私は今は受けられないので・・・
それはさておき,弁護士への依頼を考えている方は,1人ではなく,複数の弁護士に相談してみるのがよいかと。
ある弁護士がいった話を別の弁護士にぶつけてみて,その回答をまた別の弁護士にぶつけるということをしてったら,本質が見えてくるのではないかと思います
ただ,確証バイアスには気をつけて下さい。
確証バイアスとは,自己の先入観に基づいて他者・対象を観察し,自論に合う情報を選別し受容して,それにより自信を深め,自己の先入観が補強される現象のことです。
耳に痛いことを言ってくれる弁護士の方が誠実であったりもします。

にほんブログ村
↑↑↑ブログランキングでの「弁護士吉成のブログ」の順位のチェックはこちら


↑↑↑こちらも!!
吉成安友著「くたびれない離婚」ワニブックスより好評発売中!
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4847094689
法律問題、企業顧問なら、MYパートナーズ法律事務所にお任せ下さい!!
↓↓↓
MYパートナーズ法律事務所HP
弁護士吉成安友の企業法務ブログ
弁護士吉成安友の離婚ブログ