締切りに追い越されている状況がようやく解消しました。
といっても,今回の締切りラッシュは2か月後くらいにまたやってくるはずです。
というのは,裁判において,一つの事件の期日は,大体1か月に1回のペースで行われます。
そして,今回こちらが書面を出すと,次回は相手が反論の書面を出し,次々回にこちらが再反論の書面を出すということが繰り返されます。
それゆえ,2か月後に今回出した書面の反論に対する再反論の書面の提出ラッシュがやってくる可能性が高いわけです。
これを私は密かに団塊ジュニア現象と呼んでいます(笑)
それはさておいても,これでしばらく楽になったかというとそうではなく,今度は新件の訴訟提起が3件,反訴提起が1件。
これが終わるころには,今回のラッシュとはまた違う締切り達がやってきます。
弁護士というのは,なんとも忙しい職業です。
先日,4年前のブログで,偉そうに,自分は期限に遅れたりしない,当たり前のように遅れる弁護士がほんとに多くて,困ったもんだと書いていたことについて,深く謝罪しました。
なんかすみません・・・と(笑)
遅れる先生はそれだけ抱えてる案件数が多いという可能性もありますので。
まあ,そうでもなさそうなケースも沢山ありそうだけど(これは聞かなかったことにして下さいw)
さて,思い返してみると,勤務弁護士のころは,まだ経験も少なかったせいもあり,また担当事件以外にも色々役割分担があったりなどもして,案件数から見れば今より全然少ないのですが,労働時間だけ見るとむしろ今より長かったかもしれません。
仕事をしなかった日がないような月も珍しくなかったです。
ちょいちょい飲みにもいっていましたが,基本的には,終電まではともかく,10時より前に帰った日は少なかったと思います。
最近,過酷な労働時間の問題などが取り沙汰されていますが,弁護士業界は労働時間の点ではなかなかハードな面があるかと思います。
ただ,一方で,訴訟等を中心に扱う事務所の場合,担当事件は,新人でも基本的に自分の裁量で行います。
ボスや先輩弁護士が名前を連ねていても,担当弁護士以外は,その事件を深く理解しているわけではありませんので,新人でも基本的に自分の考えで仕事を進めます。
それは責任の重いことである反面,やりがいのあることです。
それゆえ,勤務弁護士時代も,どれだけハードに働いても,全く苦ではありませんでした。
ただ,自分がいくら働いても平気だったからといって,それが誰でも同じということにはなりません。
そして,私の姿勢が正しい姿勢であるなどと他人に押しつけるべきではないと考えています。
過酷な労働の問題で,特に危険なのは,会社が価値観を押しつけをしているよりも,なんか社員の中で自発的に価値観が形成されているようなときだと思われます。
一部耐性が強い人間がいると,余計に,どんなに過酷でもやらないこと,やれないことが間違いであるかのような雰囲気になったりもします。
過酷であってもみんなやってるから自分もやらなければならないと思わざるをえなかったり,あるいは,あいつだけなんでやらないなんだと周りが思うような状況は,非常に危険だと思います。
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