国民年金第1号の保険料の納付率が、48.6%になったという発表がありました。
第1号被保険者の就業状況は、自営業が家族従事者を含めて22.2%、
常用従業員が 7.7%
臨時・パートが 28.3%
無職が 38.9%
だそうです。(なぜか、合計で97.1%)
自営業者が少ないのが意外でした。
平成20年の調査と比べると、
自営業主や、家族従事者が減って、臨時・パートの割合が増加しているのだそうです。
無職では納めるのはたいへんだと思います。
そういう時は、免除制度といって、保険料納付を免除してもらう方法があります。
年金の期間の計算には入るし、年金をもらう時も、
半分の金額はもらえます。
又、学生の場合は、学生特例といって、納付を10年後まで先延ばしでき、
もし10年後までに納付しなくても、
年金の期間の計算には入る、という方法がありますが、
滞納者が12.3%いるということですから、
たぶんこの方法を知らないのでしょう。
納付しない理由は「保険料が高く、経済的に支払うのが困難」が、74.1%だそうです。
(所得1000万円以上の人・・・未納者の3%・・・も、55.8%の人が、同じ理由をあげていますが。)
ただの未納にしておくと、もし障害年金に該当するようなことがおきても、
受け取れなくなる恐れがあります。
先週のメルマガにも書きましたが、
年金は、老齢年金・遺族年金だけではなく、障害年金もありますから。
この免除制度は、意外に知られていないので、
もし、何らかの事情で経済的に困難になったしまった方がいたら、
教えてさしあげてくださいね。