もうすぐ節分なので
今回は“大豆”に関して
調べていきたいと思います
私達が普段食べている大豆は
中国の古典“本草綱目”では
“黄大豆”と書かれているものになるようです
内容を見てみると
“大豆には黒、青、黄、白の斑があり
黒色のものは薬用に用いる
黄、白色のものは
炒って食べるか
腐を作る(“腐”は固まるという意味があるので豆乳を固めた豆腐のこと)
醤を造る(ペースト状の調味料を指すので醤油とは異なると思われます、豆板醤や甜麺醤のようなもの)
油を搾る、のに用いる”
と大豆の用途が書かれています
効能に関しては
“寛中(中は胃腸のことを指すので胃腸を丈夫にすること)
下気(上気という呼気が多く吸気が少ない呼吸が急迫した状態(1を和らげること)
利大腸(お通じを良くする)
消水脹腫毒(むくみをとる)
末熟水和塗痘後 病ダレ+邕 (痘は天然痘を指すため、粉末にし水にといて天然痘の痕に塗るということと思います)”
とあります
身近な効能としては
“お通じを良くすること”
“むくみをとること”
になるでしょうか
グリコのホームページでは
“大豆たんぱく質には、
血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。
また大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1、葉酸など様々な栄養素が含まれます。
一方、大豆はコレステロールを全く含んでいません。このようなことから大豆は自然のバランス栄養食ともいえます。”
と絶賛されています
節分の時に限らず
普段からも食べるよう心掛けたい
優秀な食品ですね
参考文献
1)漢方用語大辞典:創医会学術出版社