先日、栗をいただいたので栗ごはんにして食べたのですが、

後日ふと思い出してある本を引っ張り出しました






『本草綱目』(ほんぞうこうもく)という本で、中国で1578年に完成した本です。

薬物学・博物学的に大変重要で、

漢方薬や薬膳をされている方にとって有名な本です。



なぜ栗ごはんから?

と言われるかもしれませんが



特に理由もなく単純に

"栗の効能って何だろう?”

と思い調べてみました。



見てみると。。。




“胃腸を丈夫にして、腎気を養う”とあります

腎気というのは人間の根本的なエネルギーとされ

これが衰えることで老化していく、と考えられています。

現代的にいうとアンチエイジングのことでしょうか



“生で食べれば足腰を丈夫にする”とありますが、、、、

さすがに生では食べられないですね(汗)



他に外用薬としても使われていたようで

“傷口が腫れてしまった時に生の状態の栗を

そしゃくしたものを傷口に塗ると良い”そうです。



胃腸と足腰を丈夫にすることから

高齢者の方には特に良さそうな印象を受けました。

栄養素としてタンパク質と食物繊維が多く含まれているからでしょうか?




ちなみに、

栗の殻も活用されています



“鼻血が止まらない時に、殻を焦げるまで焼いて

粉末状になるまで砕いたものを重湯にといて飲む”んだそうです。


効果の程はわかりませんが、

こうした使い方を思いつくに至った過程は気になりますね



殻まで余すことなく使いきるところも関心します。




へぇ~、と思うことの宝庫でしたので、また他の物もみてみようと思います