最近は神経学的音楽療法(NMT:Neurological Music Therapy)というものもあり、米コロラド州立大学教授 Dr Thaut らにより確立された新しいリハビリテーションシステムです。物理的あるいは器質的中枢神経学的障害からの動作・認識・感覚障害に音楽による更なる教育を加えることで、現実社会への適応の促進を期待するトレーニングだそうです。
標準化されたNMTを関与させると感覚運動領域では歩行障害の訓練、姿勢の改善、上半身/下半身の機能的動作の強化などに使えるそうですし、言語/発話領域では失語症等に対する言語/発話障害の訓練にも使えます。また、認識領域では聴覚的注意、認識、記憶、社会心理的行動障害の改善にも使えるようです。
脳卒中、パーキンソン病、運動性失語症、認知症、失行症、高次脳機能障害に適用している病院もあるそうですよ。
これって整形外科領域ではプレガバリンなどを要するような慢性疼痛、神経障害性疼痛などに有用なのではないでせうかね。
現在、吉村整形外科クリニックでは看護師を募集しています。音楽療法と整形外科の関連性を考えてしまう京都大学医学部出身のこんな院長のもとで働いてみようという方は是非ご連絡ください。詳しくは吉村整形外科クリニックのホームページをご覧ください。お待ちしております。
