別に誰も察してないか!
骨折で動けないあいだ、電子書籍になっている、自分を育ててくれた名作まんがたちを振り返っている。
先週は、「摩利と新吾」
隅々まで大好きなまんがで、強く影響を受けている。
育ちの良い人しか出てこない!とどれだけ批判されたかわからない私だが、こんな厳しい世の中、品と夢が必要という観点は、幼児虐待、殺人などのテーマをいくら扱っても変わらない。木原敏江先生もきっとそんな方だと思う。
もしかしたらBLの走りかもと思うんだけれど、あまりにきちんと歴史ものすぎて、その観点が薄らぐほど。ふたつの大戦の間を生きた特異な才能を持つ人たちを描き切っている。
言葉の詩的なセンスもすばらしい。
長い人生、糸井重里さんちを3代に渡って見てきたわけだけれど、誰が何と言っても世の中を豊かにしてくれた人たちだと思うし、一生味方。思想的には違うところがあろうとなかろう(ほぼない)と味方。
吉本隆明の183講演 - ほぼ日刊イトイ新聞
https://www.1101.com/yoshimoto_voice/
まずこんなこと、お金にならないのにしてくれただけでありがたい。
たまに親の声が聞きたくなると、これを聞いて泣いたりする。贅沢なのかなんなのかわからない使用法だが、父のすごいところは最初懐かしくて泣きながら聞いているのだが、次第に「なるほど」と涙が引っ込むところである。身内をほめるのは恥ずかしいことだが、歴史的に、残していただいた意味がある講演がいくつも入っていると思う。
私は今回ますむらひろしさんのあまりにもすばらしい「銀河鉄道の夜」の2を読んで、宮沢賢治について考えるのに父の講演がたいへん役立った。
ワタリウムってやっぱり街に必要❣️
インスタでかなり読者を悩ませたうちのラゲーライス。按田餃子のは塊肉と黒きくらげと金針菜だけど、この日は白きくらげがあったから、白きくらげと豚肉と大根葉で。
もはや危険なのか危険じゃないのかすごく危険なのかそこそこ危険なのかもわからないままのわが国ですが、できることをして粛々と。
みなさまも良い1週間を
突っ走る阿部さんを優しく諭す奥平さんが胸キュン引き寄せってなかなか誤解されやすいけど、欲しいものを寄せることじゃないんだよね、っていういい本でした。