BUoYは北千住にある上に側道沿いでタクシーのアクセスがむつかしい。

さらに階段が急でトイレと受付が2階、会場は地下で床が凸凹。

これは骨折痛み全開の私にはむりかもしれないな、と思った。

でも、今飴屋さんが考えていることを知らないで、生きていけない、そう思った。

なので行った。階段を転げ落ちて死ぬ自分が見えるくらい痛かったけれど、骨折してから最大のピンチだったけれど、行ってよかった。舞台の上の人たちのほうが自分よりよっぽどケガしてた気がする。

「キス」というタイトルで、ほんとうにそうとしか言えない内容だった。

しかもテーマはコロナだった。

息苦しさ、不安、マスク、飛び交っていた情報、人は鼓動するたび死に近づいている。息を命を奪い合う。そんなこの1年の全てが込められていた。

わかったようなこと、知ってるつもりのこと、比べることが一切ない飴屋さんの考えに触れたら、心から癒された。

もちろん簡単にそう言ってはいけないくらい、山川さんも飴屋さんも体を張っていた。決してきれいな水に浸かるわけではなく、とても危険なパフォーマンスだった。その危険さは奇をてらっているわけでもなく、こんなことするぞすごいだろう、でもない。不安が大きいほど、それを空間にきちんと内在させなくてはいけない分量も大きくなる、ただそれだけだった。

出演している彼の美しいお嬢さんのことを、その場にいる全員が心から愛し、慈しみ、守ろうとしていることがひしひしと伝わってきた。命にかかわるような危険な世界に娘さんを置くことを、もしかしたら批判する人たちはいるのかもしれない。山川さんの朝の散歩を批判する人がいたように。でも、そこにあった愛の場はそんなことを相手にもしないくらい強靭なものだった。

それから、みんな見た目がすごくきれいになっていた。かかわるころちゃんとしーちゃんも美しく立っていて、舞台の一部のようだった。

 

帰りのタクシーの運転手さんは、20年間1回も風邪もひかず、孫がインフルエンザにかかっていて抱きついてきても全くうつらないそう。その秘訣は、4リットルに対して80グラムの粗塩(ミネラルがたくさん入ったナチュラルなもの)を入れて、ひんぱんにうがいするだけだそう。それを3日で使い切るイメージ。

お医者さんに「学会で発表してください」と言ったら、「塩の効能をうたったら薬事法違反になっちゃうから」と言われたそう。

「それってないしょにしておきたいことですか?それとも広めたい?」と聞いたら、「最初は自分だけの健康法だと思ってたんですけど、今となっては広めたい、広めなくちゃ」と言っていたので、書いておく。

最近では塩水を口に入れただけで、ストレスがぱっと散るのがわかるとまで言っていた。

私も試してみよう。

 

そして帰宅して看病される

これ、アナログで最高に楽。大同電鍋。絶対Mじゃないほうを買うべき。マジでレンジ捨てようかと思ったけど、考えてみたらオーブンも捨てることになってしまうからだめ。電気ポットと違って蒸すから食材が死なない。でも使いこなすのは上級のさじ加減が必要。多分いちばんいいのは肉まん系。次にいいのが蒸し魚系。焼きものまでやるのはがんばりすぎだけど、好みの問題だから好き好き。ひとりぐらしだったら、これだけであとはなにもいらない。まだまだ続きそうな家ごはんに備えました。

台湾ではどの家にもある。みんないろんな使い方をしている。お弁当を温めたり、おしぼり作ったり。米を炊いている人を見かけたことはなぜかあまりない。

 

 

3人の組み合わせが最高で、全員の力がちょうどいいバランス。

毎日聴いている。すごく幸せなアルバム。

 

 

 

毎日スリルの中で暮らしている私、街のバリアフリーがどんなにてきと〜かもよくわかります。

なにより行ってる整形外科の入り口が超迷路で、駐車場通ったり、裏口だったりして、笑える。まあそこがいいところなんだけれど。

もちろんBUoYは初めからそんなことうたってないので、行った私が悪く、とってもとってもいい会場です。

北千住、明大前、池の上、三軒茶屋などなど、小さい街のほうが今はいい感じなんだけれど、これからの時代はそういうところまでだんだん下北沢みたいに死んでいってしまうのかな、味気ないな。

 

みなさまもごぶじで、骨も折らず、汚い水の中に入らず、マンホールのふたでけがもせず、お過ごしくださいねウインク