帆帆子ちゃんのことをとんでもスピお嬢と思っている人は多いと思うが、実際会って会話してみると、この世でいちばんまともだということは前も書いた。明らかに変なものを見ても眉をひそめず、「へえ」という顔しかしないで自分が悔いのないようにふるまうのは、育ちがよくないとできない。
今回の瞑想の本は、今までの彼女の本の中でいちばんいい。気がいいし、彼女の育ちの良さのおおらかさを見せつつ、実際に役に立つ方法が具体的にたくさん書いてある。彼女のすばらしいご両親が彼女にずっと愛を持って注いできた力が、孫が登場する段になって静かに力強く花開いている感じがした。
この本の中で「書かない方がいいこと(グチや、いやだったことの具体的な例)は書かない」その伏せ方がとにかく上品だなと思った。これからもどんどんすくすく育ってほしい。親戚のおばさんのようにそう思う。
私はまだ悩んでいる。ぞうきんをかけたいが帆帆子のように床をぞうきんがけするガッツはなく(だから痩せないのでは)、毎日だと面倒くさいしモップも重い。でも○イックル一択ってあまりにも味気なくないか?
そう思って先日買ったあれも、なんだかふにゃふにゃして頼りない。
かといって激○チくんのぞうきんを挟むやつは、ぞうきんの重みでヘッドがひっかかって全く爽快じゃない。
というか、私はこの世になんでそのへんのぞうきんを挟んで拭けるアイテムがないのか考え込んでいたのだが、これは永遠の課題なんだなと気づいた。よく見るでっかいクリップ状のものは、ヘッドが回転しないのでむちゃくちゃ使いにくい。
やはり、○イックルは最強なのか。それであれば、すぐ汚れてしわしわになるヘッドの部分がだめになったら次のを買うという、○イックル、ありんこやドクダミのように概念全体で1個説をとるべきなのか。
暑くて米を食べる気がしないので、ひんぱんにそばを茹でている。これもまたいろんなそばを買ったけれど、卯月製麺のそばが私にはいちばんちょうどいい。特にほっそり細そば(まずこの名前がいいような)は茹で時間も短いし、おいしい。時間があるときは太い方もよくゆでる。山菜や濃い甘いつゆによく合う。
だし醤油にちょっと甘い梅エキスを入れて、ごまかゆかりを足して、ぶっかけにする。
麺が熱くてもいい日は、ざるに上げて湯だけ切り、バターをちょっとだけ香りづけ程度に和えて、同じつゆ甘さ控えめバージョンで和える(そんなことしてるからいつも血糖値が高いのでは)。
汁麺にしないことが、完璧にゆであげられない一般家庭では肝心なのではないか、そんな気がする。そこをいさぎよくあきらめるところが。
幻冬舎の石原さんに「そんなに飲んで食べてて、検査とかどういう数値なんですか?」と聞いたら、あの独特の石原笑い(ひゃひゃひゃとケケケの間くらいの音)をくりだしながら「ひゃひゃひゃ、ぜ〜んぶ、ぎりっぎり!いつも全部ぎりっぎりの数値なの!」と言っていた。見習わなくては!
渡邉知樹さんの鳥をこつこつ集めているんだけれど、先日マナちゃんがピンクのをくれたので、いっそうの「鳥たち」感が!
お誕生日に雅子さんからいただいたハイビスカスが咲きまくりで幸せ
ドーバーストリートマーケットのアンダーカバーのディスプレイは変わらずに攻めている。
ちゃんとコロナ対策をしつつ外食をこつこつして、巻き返している「よしばなうまいもん」平野沙季子さんと対談で連れていっていただいた兜町のおしゃれレストラン界隈のことも書いてある。沙季子さんは、満腹近い状態で酒も飲まないのに揚げたスイートポテトを頼みだしたとき、さらにその後食事会に行くから散歩しなくちゃとか言ってる段階で「この子、本気の子だ!」と思った。前からそう思ってるけれど。
遅くに行ったからだいじなものがけっこう売り切れていたので、もう少しだけ通ってから載せようと思う、近所にあったら理想だと思うスペイン料理屋「アティコドス」のガスパチョのレベルの高さよ!ワインの温度も完璧だった。それにお店の人がすごく優しい。ぎりぎりに電話をするとたいてい「あと30分でラストオーダーなんですよね〜」(だから来ないで)という声のところが多いのだが、「あと30分でラストオーダーで、10時閉店になってしまっているんですけれど、よかったらどうぞ!」と明るく言ってくれるような。それだけでお店のかまえがわかりますよね。夢のようなところだった。
この、アフィ画面(pickが始まってから避けるに避けられない)が入りながらもそこそこいい感じにこのいいもんの記事をしあげるのって至難の技で、燃えます
いいものを作る人たちを尊敬しつつ、取り寄せができる現代に感謝しつつ。でもこんなふうに遠くになかなか行けないときは、行ける範囲にあるすばらしいお店たちにもっと感謝をしつつ。
なにせ、土肥に行ったらただでさえ過疎に近いのに、コロナでいつもの飲み屋が閉まっていて、台湾料理と書いてあるのになぜか全員本気の中国人がやっている、ほぼ全品冷凍からのスタートである店一択だったのだ。涙を流して喜びましたけどね。生ビールが飲めて、夜10時に開いているんだから、それだけで偉大だって!
だからこの東京で、確実にいろんなお店が開いてることってもう、ありがたい以外の言葉はない。個人経営の飲食店がんばれ
そしてみなさま、よい日常を。イライラせず、キリキリせず、なるべくのんきに、笑顔のある夏の終わりを…いい思い出作らないとね