平野紗希子さんの「私は散歩とごはんが好き(犬かよ)」これは、ほんとうに名作。革命的と言ってもいいくらいの本だった。取材力もすごいし、文章もすばらしい。さらに、これだけ細かい字が大量に書かれているのに、誤植が発見できない。これは元の文章がよほど優れているか、編集者がすごいか、その両方か。

さらに、今日本からものすごい勢いで消えていく(消されていく)街の面白み、個人の店の色とりどりの個性をていねいに追っているのもいい。あまりの良さにときどき泣きそうになった。これが日本の街の、いいところだったのになあ、と。

また海外に行ってもほとんど食を中心に動く私にとって、海外編もよかった。

そしてこの本の異様な大きさ!デザインの服部さん(この方もまたいつもいいお仕事するんですよね)のセンスが全開。

ノスタルジーという言葉ではくくれない文化の記録。フィールドワーク系の宝。

ダメな出版社だったら平野さんがなんと言おうと、これで何冊も作るか、読みやすく編集しましょうなんてなるだろう。それを一切してないパンクな心もステキラブ

ずっと手元に置いて、にやにやしながら読みたい。

私の愛するふるさと東京のこんなすばらしい一面がなくなりませんように。個人のお店がなんとか抜け道を探して生き延びられますように。

平野さん、ありがとう。会ったことないけどたくさん感謝していますキラキラ

 

ナスDの大冒険TV

 

 

をあえてabemaで先取りせずにリアルタイムで夜中に見ているんだけれど、今回は微妙に命の危機が迫っている場面がふたつもあった。ナスDと大谷さんが「これは…ちょっとまずいな」と思った瞬間が同時だったのに達人を感じた。私も何回か経験しているけれど、命の危険がある瞬間って、バンジージャンプみたいにドバっとはやってこない。地続きで静かに「あ、これは、もうヤバイかもな」ってやってくる。そのことを思い出した。

 

おなじみ「ODUS」のナイトブラ、「ブレス・コンフィ」。

ほんとうに信じられないくらい心地よい。

まあ、私は裸で寝たいくらいなので、ナイトブラなんてしないけどな!

服によってはふだんでも快適&あたたかく着用できる。夏でもいやらしい汗はかかない。とにかく生地がよくて、肌につけるものとしてはこの生地はなくてはならない感じがする。

 

soupyちゃんの胸キュンな誕生日プレゼント。台湾に飛んでいって会いたい!

を書かせてもらえて幸せ!まこと、ネタバレはしないがまさかあの店に!とりあえずまことを求めて東京店に行ってみようかしらラブ

地方出身のお年頃女子たちの反応がリアルすぎて、うえやま先生の年齢的深みを感じました。

このまんがを「料理好きのリーマンがおいしい料理を作る日常のレシピまんが」と思ったら大間違いで、もはや「カラマーゾフの兄弟」というか「百年の孤独」というか、博多を中心とした一大叙事詩という感じ。日本の大切な文化をしっかり記録している。世代が変わり、子どもが生まれ、成長し、生活の中で育まれる人間関係があり。

虹子さんが「この世にはなんで悲しいニュースが多いのか、私は幸せで、だから今だけ泣かせて」と泣く場面とか、子どもが沖縄に下宿を見つけて、整えて、帰る母の気持ちとか、クセが強い人を周りの人たちが大勢でいるうちに知らず知らずのうちにフォローしてなんとかクセを爆発させないようにうまく丸まっていく感じとか、すばらしい。

全巻読み終わってしまったので、またさかのぼりながら寝る前の癒しとして「クッキングパパ」を読んでいるけれど、間に「新黒沢最強伝説」(これまた最高!)を読んでいるので、思想がどんどん偏っていく。

酒井夫妻がお好みケーキで祝ってくれたチューチューハート八丁堀

 

 

なんてうちの近所にないのだろうチューミルクセーキもおいしかったし。鉄板の輝きを見ると身が引き締まるお店。マスターと鉄板がもはや一体。やたらに愛想がよくないところもまたいいお店。

FILM」ここに行くと必ずなにか掘り出してしまうので、なるべく行かないようにさえしている店。このTシャツを着るべきなのはこの人しかいないと思い、買ったら似合っていた。手前の子さえも柄の一部のよう。

 

この世にはまだすごい本やすごい本を作ろうとする意欲がある人がいるんだ!と少し元気になった今日この頃。みなさまもどうか、自分の街や知らない街をくまなく歩いて、すばらしい発見をしてくださいねゆめみる宝石大切なお店はそれぞれで大切にしていきましょう。