先日東中野に行って、いいなあと思った。まだまだ、作っている人の顔が見える個人のお店がいっぱいある。

そういうお店って、そんなにものすごくおいしくなくてもいいのだ。まずかったらもちろんいやだけれど、適正な価格で味もそこそこでいい。

世界の要人が来るみたいな色に対する技術をつくした星つきのお店、そういうところにはたまに(年に1回とか)奮発したり接待で出かけていけばいい。

旅先のお店も同じだ。旅先でふらふら歩いておいしそうなお店をはしごしたり、人に聞いたりネットで調べたりしておいしいところを見つけるのは最高の楽しみだが、それは日常じゃないからいいのであって、わざわざ行って食べるのはちょっと違う。

 

昨日はちえちゃんと駒場東大のマルモーレオに行って鶏スープとピザとパスタをいただいた(あまりにもうまくてちえちゃんとぺろりと食べてしまったので写真はないびっくり)。味も雰囲気もまるで人のおうちみたいな店で、鍼灸院の部屋には猫もいた。こういうお店があったら、ひとりぐらしの人だって淋しくない。

六本木あたりの変なイタリアン(おいしいところだってもちろんありますが)で脂っこい高いランチを追い立てられて時間制で食べるより、ずっといい。

のんびり歩いて下北まで出たんだけれど、その道がなんていうかもう完全に奈良の田舎道みたい。「ここ絶対に学園前だよね?」と錯覚してしまった。東京にはまだそういうところだっていっぱいあるのだ。ちらほらと個人の店があったりして、いい感じ。

 

私が歩いて10分くらいで行けるのは下北沢と三軒茶屋だ。かなりてきとうだけれど、ここいらにしかないかなりおいしいものだってけっこうある。しかし近年どんどんチェーン店が増えていて、東中野とは違って街の活気はもう風前の灯。

さほど高級ではない個人のお店って、街の毛細血管だと思う。血行がいいほど、世界は健康。そういう意味では台湾や香港なんてもう、元気一杯だ。

近年家賃が高かったり、コロナだったりして、いろいろなことが問われている感じがするけれど、いいお店はいつだってやっぱり繁盛しているものだ。

かと思えば、大丈夫だろうと思っていたお店のゲソがミクロの大きさになっていたりむちゃくちゃ不潔になっていたりして、ああ、ここってもうすぐ終わってしまうんだろうけれど、皿の上の食べ物や焼き鳥が某〇〇ダッツのアイスみたいにどんどん小さくなっていくけど、小さいけど応援する!って前と同じ値段で通う気にもなれず、もうなんにもできないな、と悲しく思ったり。

 

そんなわけで今日は、このへんだけでしか食べられない、しかも予約がいっぱいでなかなか頼めないTOMOちゃんのお弁当とサンドイッチをゲットしたので、嬉しかった記念のブログである。ていねいでかわいくておいしくて、とにかく心身ともに美しい彼女のお人柄そのもの。

いつかもっと規模が大きくなってだれでも頼めるようになったら、了解をえて情報を載せますね照れ

マンゴーもぷりぷり!

 

きっとみなさんのご近所にも、ここでしか買えない、住んでないと行けないすてきなお店があるはず。特別なとき以外はそこを応援して、どんどん街を好きになれるといいですねハート

 

うそみたいにかわいい花が咲いてた。無骨な君がこんなタイプだとは知らなかったよ!あわててテラスに出るもブルーインパルスを見逃したけど、君を見つけたからいいよ。

なにこのかわいいお手手ラブ

 

晴れているし、みんなの顔もゆるんでいるし、今は充電充電!

心にも栄養を!いっぱい楽しいことをしましょう。

よい週末を〜ゆめみる宝石