吹上奇譚の3話目を書いているが、動きがないぶんいちばんむつかしい巻なので、時間をかけている。私の長編なんて中編程度の長さなのだが、それでもずっと抱えているとすごくモヤモヤしてくる。このモヤモヤしている期間から逃げないことがいちばん大切。

うちには幻冬舎の石原さんそっくりのこの子がいて、長編を提出しないでいる期間が長いとなんとなく責められているような気がして、目を見ることができないガーンちなみに彼の中には防火布が入っている。

このパッケージデザインの全てがすごく好きで(あなたは名コック!!爆  笑)、引越しで失くしたので、しかたなくてきとうにタイマーで卵を茹でていたが、ついに耐えられなくなり購入。半熟がいちばんちゃんとできる気がするのは、私がこれに慣れすぎているからだろうか。いつか家の中のどこかから先代が出てくると思うと、悔しい。

クロッカスもかわいく咲いた。

お向かいの夫妻と打ち合わせがてら、彼ら行きつけの吉祥寺のBoccaへ。タラのブランダードや、赤身のお肉や、果てしなくチキン南蛮なチキンカツレツなどいただく。自家製からすみもおいしかったもぐもぐ

あまりデザートを食べない私も思わず食べてしまったおいしさのデザートたち。

プリンだとか、すっぱいりんごのタルトだとか、でっかいモナカの中にアイスと芋のペーストが挟まっているものとか。そんなに高くなくてなんでもおいしくて、こんなお店が近所にあったらなあとしみじみ思う。最近の下北沢は高くてまずい店が多すぎる〜おばけくん数少ないいいお店を大切にして通おうと思う。

 

長編を書いていると果てしなく落ち込むことが多い。でも、できることはちょっとずつでも毎日ある。たとえ毎日石原さん(の分身)にプレッシャーをかけられていても!

そしてなによりも人生とは、七つの海をかけめぐりながら冒険したり恋愛したりするのが楽しいのではなく、どんな状況でも上機嫌でいられたら楽しいものなのだ。家に1日いて洗濯と掃除しかしない日でも、上機嫌だと次々新しいことを思いついて充実する。要するに、自己実現とか自己表現など実は全くいらない。真に落ち着いたいい感じの上機嫌であることを求めて人は生きているのだと思う。逆に上機嫌でいると勝手に自己実現とか自己表現のほうがやってくる。

みなさまも、どこにいようとなるべく上機嫌なよい週末をドキドキ