なんといっても、ブログをしていていちばんつらかったのが、知り合いだの家族だの行った場所の人だのの顔をやたらに出さなくちゃいけないこと。

いちばん嬉しかったのが「ブログを見て行ってきました」「受けてきました」「すごくよかったです」と言ってもらえること。小説は直接人生を豊かにしないが、こちらは即役立てる。

代替医療と現代医学、エステと整形くらいの感覚だ。

そしてお店の側では「ブログを見てたくさんの人が来てくれました」などなどの嬉しい報告を聞くことが、すごく嬉しかった。その後にお客さんを顧客とできるかどうかは、それぞれの力なので、いいものを紹介することだけが私にできること。

 

乙女のトキメキチュー

 

あいだを取って思い切り紹介に特化して、言わば店のないセレクトショップのようなものを、日常をからめて開いてみます。

かといってアフィだとかアソシだとかに頼って生きるほど金を欲してないし、本業でもない。あくまで趣味である。正当な原稿料(なにせ原則ここは1ヶ月8000円だから!)も得なくてはいけないし。

でも、下品なのはいやだから、全く報酬の派生しないリンクもどんどん貼る。

もっとマニアックな紹介は「どくだみちゃんとふしばな」でやっていきます。

基本、どんなにおいしいものをどんなにたくさん送ってくれても、いかに知り合いでも、どんなに「これ使ってみてください」アピールがあっても、紹介してくれたらお金をあげるなどと言われても、自分がいいと思わないものは書かない。そしてここが大事なところだが、自分しかいいと思わないだろうものも書かない。これは絶対的なルールだ。商売は信用だからラブ 

人がなぜ私のセレクトを信じてくれるか。それは、これまで私が30年、ほんとうに誠実に、時には人を泣かせてまで、小説を書くかたわらで、自分の好きな店やセンスを伝えてきたからだ。

また、途中で品質が落ちる場合もある。特に医者とスピリチュアル関係と飲食店ガーンこの場合は、気づいたら正直に書くドクロ

 

トランプハート

 

「さあ、買いなさい、どんどん」と言われるといやなのが人というもの。

しかし安心してください。買え買えバナーも嫌いな、宣伝しても一文ももらえないことなど全く気にしない私です。

なので、これは、あくまで実用性の高い、読み物中心の、小説家のブログである。

 

イチョウ

 

森博嗣先生の「アンチ整理術」を読んだ。あまりにも画期的な本だった。というのは、頭の中を整理するすべが書いてあることと、人間関係の整理について、そしてこれからの時代の新しい良さ(懐古的な気持ちを煽る本が多い)についてしっかり書かれているからだ。自由になることのすばらしさを、森先生は順を追って体現し、私たちにシェアしてくれる。

断捨離をしてはモノを買って一生を終えたくない人に、根本から自由とはなにかを教えてくれる。

 

そしてまるで正反対のようなんだけれど、伊藤まさこさんの「買いものバンザイ!」これまたすばらしい本で、「読んだらモノを買いたくなるに決まってると思いながらも、自腹で買うなんて悔しい!」と思っていた私だが、買ってみて悔いがなかった。特に中華街の回りかたに感動。伊藤さんはいつ会ってもものすごくセンスがいい。頭のてっぺんから足の先まで。インテリアのセンスもすばらしい。いっしょにいるだけで、「人生って捨てたものではないのかも」と思えるような人だ。

すごくはっきりした性格なのでアンチが多いのもうなずけるのだが、あれだけすばらしいセンスを持っていたらしかたがないと思うくらい、すばらしいのだ。

食事を作っても盛りつけから皿から考え方まで、奇跡のような、日本なのにヨーロッパ人のような人なのだ。逆に言うと、日本でヨーロッパ人をやるのはたいへんだよねといつも共感する人ゆめみる宝石

この本の中の買いものの気持ちよさ、楽しさ。この節約気分の世の中ではあるが、どうせ人は一生モノを買って生きていくのだから、それを通じてどう生きるか考えようよ!というあり方は、目が覚めるほど、そして気持ちが明るくなるほど、すてきだった。だいたいお父さんがワニ買ってきたってのがすごいよなびっくり

 

龍のような、夜の雲龍

決して勧めないが、うちの子が夜中にひとつくれて度肝を抜かれた。

ものすごくあの味。あの海苔とあられと、緑のツブツブの、あの味チーン

 

ブログの読者のみなさまには、変わらぬ安らぎを描き続けます。

今日もいい1日になりますようにチュー

思ったよりおいしかった、思ったより使いやすかった、思ったよりいい場所だった、そんな小さな幸せのめぐりあいがありますようにキラキラふんわりウイング