坂道が多くて暑くて狭くて、エリート感満載の忙しい人々もふつうのおばさまやおじさまも同じようにとても親切で、そして物価がむちゃくちゃ高い。カプリ島かと思うような高級店ばかり。庶民的な雰囲気のお店も決して安くはない。
部屋はすごく小さいけどとにかく土地が少ないからなんでも高い。パリに来たかと思うくらい狭くて高い。サービスアパートメントにしたので、少し安い上に部屋が広いのでよかった。月家賃100万だって
ミッションは無事終了。ミーティングもしっかりできて、仕事も少し軌道に乗ってきた。
現地に駐在しているともくんと食事することができたので、情勢やデモの状況、物価や渋滞についてなどいろいろ聞くことができる。別の業種の人の話はこの世でいちばん面白い。客観的で決して自分の考えで色をつけて話すことをしない人なので、信ぴょう性のあるデータを正確に受け取ることができる。
「ともくんの今の幸せは?」と聞いたら、「妻が元気で楽しそうにしていて、こんなふうに毎日を暮らせることがいちばんです」と言っていたので、胸がいっぱいになった。
ノーベル賞を取ったコンゴの医師の本を資料として最近読んでいたのだが、ノーベル賞を取るまでに至る道で彼が受けた圧力や女性たちが受けた性暴力の話に暗澹とした気持ちになった。暴力は欲望を満たすためではなく、一家の中心を奪って人心を破壊するのが目的。なので女性たちはレイプされるだけではなく、撃たれたり、腕や足が麻痺したり、一生垂れ流しになったりする。それは前世紀の話ではない。今こうして平和に暮らして悩みを持つことができることのありがたみがよくわかる。日本に生まれたというのは、すばらしく幸運なことなのだ。なのに、羽田に降り立つとなにも生き生きとしているものがない。笑顔も、活気もない。おそろしい時代だ。
大きなことはできないが、小さく身の回りに貢献していくしかない。
もちろんこの話は香港とは関係ないが、たまに他の国に行くと、日本の常識がいかに狭い範囲の常識かわかって勉強になる。立地や政情や経済の状況によっていかに多くのことが決まっているのかにも。全て理由があってそうなっているのだとわかる。
香港ではテナント料がとてつもなく高い上に、人々が飽きっぽいのでどんどんお店が変わったり、大きなアパレル会社が撤退したり、そんな様子も目の当たりにした。デモの跡もたくさん見た。
坂道ばっかりで足が鍛えられる
ホテルの窓からの景色
こうしてお湯で器と箸を洗います
むちゃくちゃ活気のある天津の店「蓮香」
デザートは他で食べたり
海辺の街(西貢)へ
従業員ロッカーにはむちゃくちゃウルトラマンがいた
確かにもうすぐ食べちゃうけど、こっち見ないで
ごちそうになった海鮮の数々のうちの一部最初の豆腐も絶品。ワインもすばらしかった
ほんとうにお世話になりました、すてきなご夫婦よ
食前にも活き活きとクラフトビールを飲む私たち
人の夫を襲う55歳
最終的に北京ダックまで食べちゃったし
帰国してから。日本の暗さに驚くも、にこにこの赤ちゃんに早速癒された
帰ってきたの?ぼくはパパがいりゃいいから別に。
今の生活の中での幸せ、明日が普通に来るであろう幸せ。ふつうに味わっていきたいなと心から思いましたなっしー(今からふなっしーを観にいくので、どうにかなっている)
みなさまも、どんな困難の中にいても、苦しみよりは感謝をひとつでも多く選択できるこころもちでありますように